■いつ? | |
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1996年 | |
■どこで? | |
全国。 | |
■誰が? | |
トヨタ自動車株式会社 | |
■何をした(する)? | |
福祉車両を、約2700台販売。さらに、1997年は10月までで4000台を突破した。 | |
■なぜ? | |
・弱者の側に立って造った車は、健常者にも扱いやすいはずだという考えを車づくりに定着させれば、ある程度の量産化も可能になる。障がいに応じた細かな仕様変更は、個別に対応すれば済むと考え、障がい者や介護者とのやり取りを開発の根幹においた製品開発をしたため。 | |
■どのように? | |
・車に乗るときにリフトで乗せると、「荷物扱いされている」と抵抗を覚える障がい者たちがいる。運転者と会話をしたいから、家族に囲まれていたいから、前部の座席が好まれる。開発にはこのような介護者と障害者本人の声が生かされている。 ・開発を担当している斎藤隆さんは、障がい者や介護者から「こんな車がほしかった」と反響が直に返ってくるため「やりがいのある仕事」と語る。 | |
■参考資料 | |
「福祉車両 生の声が開発の支え(ひとTOYOTA:10)/愛知」『朝日新聞』1997年12月9日,朝刊 |