不況に負けぬ 神戸・長田区の元気企業集合、きょうフェア /兵庫(2003年09月07日)

■いつ?
2003年9月7日午前11時~午後4時
■どこで?
JR新長田駅前広場(兵庫県神戸市長田区若松町4丁目)
■誰が?
神戸市長田区にゆかりのある企業
■何をした(する)?
・自社製品を展示、販売する「2003長田いきいき企業フェア」を開催する。

・兵庫の特産黒豆を使ったコーヒーや、イベントで活躍するロボット、長田名物「ぼっかけ」を活用した食品まで、震災や不況に負けずにユニークな商品で勝負する企業26社が集合する。

■なぜ?
・神戸商工会議所西神戸支部によると、95年の阪神大震災前までは増加傾向にあった長田区内の事業所数は、94年の1万945から96年は8720へと激減。その後も長引く不況が追い打ちをかけ、昨年も7879と落ち込んでいる。同フェアは、企業同士がネットワークを作ることで地元経済を活性化させようと、神戸長田ライオンズクラブが数年前から計画。同クラブの創立25周年記念イベントとして開催することにした。

・神戸長田ライオンズクラブの天竹功一会長(52)は「異業種が一堂に会することで、発想の転換につながるヒントを得られればと思う。企業が元気になって初めて、街にも活気があふれる」と期待を寄せている。

■どのように?
・体の不自由な人も利用しやすいユニバーサルデザイン採用のタクシーを走らせる「近畿タクシー」が出展する。

・コーヒー製造業の「コア・コーヒー」は、丹波の黒豆とコーヒー豆をブレンドした「黒豆入りコーヒー」を製造販売している。特産品の新しい用途開発と味の良さが評価され、昨年度の「グッドデザインひょうご」にも選ばれた。

・祭りやイベントで活躍するアミューズメントロボットを製作する「ピノキオ」は、長田区内の商店街にショールームを構える。たこ焼きやホットケーキを作る調理ロボットや、地震などで損傷した建物の外壁を遠隔操作で修復するロボットなど、次々と新しいロボットを開発中。

・ぼっかけコロッケを製造する「肉の名門マルヨネ」なども登場する。

・同フェアは入場無料。計26社のブースが並び、商品の試食や利用体験もできる。

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