■いつ? |
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2002年4月頃 |
■どこで? |
秋田県 |
■誰が? |
清水浩志郎さん(秋田大工学資源学部教授,「人にやさしいまちづくり検討委員会」座長) |
■何をした(する)? |
先月、「県バリアフリー社会の形成に関する条例」が制定された。条例づくりに携わった「人にやさしいまちづくり検討委員会」の座長である清水さんに、現状と問題点を聞いた。 |
■なぜ? |
65歳以上の高齢者が4人に1人、全国3位の高齢化率となった本県で、高齢者や障害者に優しい街づくりを目指す。 |
■どのように? |
・「狭い意味でバリアフリーというと対象が限定されてしまう。ある人には優しいが、ほかの人には逆に使いづらいこともある。理想はユニバーサルデザインの街づくり。対象を限定せず、すべての人が住みやすいような街。そういった意味を含めたバリアフリー社会を目指したい」と語った。
・建物などのハード面、制度などのソフト面に加え、『ハート』面の大切さを強調した。我々一人ひとりの意識を変えていくことが大事。 ・秋田には雪国ならではの課題がある。雪かきのできない高齢者が外出できなくなったり、ノンステップバス(乗降口の段差が低いバス)が積雪のためにかえって使いにくくなったり。ボランティアが高齢者宅前の雪かきをする、というような体制作りも必要になる。 ・人口密度が低い地域では公共交通サービスが悪い。バスの赤字路線も廃止され、地域の住民の足をどうするかも考えないといけない。NPO(非営利組織)による支援や短距離のヒッチハイク、タクシーの相乗りなどを考えている。 ・何より、子どものころからの環境が大事。小中学生にもわかりやすい副読本を作るなどして、バリアフリーに慣れ親しんでもらえるといいと考えている。 ・しみず・こうしろう 1940年生まれ。北海道大学大学院土木工学専攻修了。専門は都市計画、特に交通計画。「バリアフリー」という言葉が普及する以前から、高齢者や障害者のための交通計画に取り組んできた。「子どもや妊婦さん、けが人なども含め、すべての人が住みやすい街をつくりたい」と語る。 |
jitsuken
ショッピング マリオン(2002年05月01日)
■いつ? |
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~2002年5月6日 |
■どこで? |
松屋銀座1階スペース オブ ギンザ(東京都) |
■誰が? |
株式会社松屋 |
■何をした(する)? |
ユニバーサルデザイン展「What is universal design?」を開催する。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・「人にやさしい」をコンセプトにした7階の常設ショップ「ユニバーサルスクエア」の人気商品を中心に、使いやすく、デザインも良い商品約250点を紹介。
・森正洋による「ファンシーカップ」(1500円)や、長大作がデザインした低座イス(4万8000円から)など。靴や衣料のメーカー各社の展示販売も。 ・松屋銀座1階スペース オブ ギンザ(電話03・3567・1211)。 |
安心の街へヒント 葛飾区の消費生活センターでパネル展 /東京(2002年05月14日)
■いつ? |
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~2002年5月28日 |
■どこで? |
消費生活センター(東京都葛飾区立石5丁目) |
■誰が? |
記載なし |
■何をした(する)? |
パネル展「すべての人に優しく使いやすい街・住まい作り-ユニバーサルデザインの実現に向けて」を開催。 |
■なぜ? |
高齢者や障害者が安心して暮らせる環境を考えるため。 |
■どのように? |
区消費者団体連合会のメンバーが昨秋から今春にかけて地域を歩き、「見やすく大きい表示」「改善したい所」などをチェックしてまとめた。 |
東飯能の百貨店「福祉配慮充実」 県など、新設の賞授与 /埼玉(2002年05月17日)
■いつ? |
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2002年5月20日午後2時~ |
■どこで? |
彩の国すこやかプラザ(埼玉県さいたま市) |
■誰が? |
埼玉県など |
■何をした(する)? |
第1回「彩の国人にやさしいまちづくり賞」の受賞者が決まり、表彰式と記念講演会が行われる。 |
■なぜ? |
福祉のまちづくりの普及、促進を図ろうと県などが創設した。 |
■どのように? |
・新築部門の最優秀賞には丸広百貨店東飯能店が選ばれた。エレベーター操作盤の点字表示などバリアフリーとユニバーサルデザインへの配慮が評価された。
・かっぱ寿司大宮新三橋店(さいたま市)が新築部門優秀賞、桶川市べに花ふるさと館と小川町立図書館が同奨励賞、羽生市民プラザが改修部門優秀賞。 ・問い合わせは県建築指導課内の事務局(電話048・830・5529)へ。 |
福間町の「ふくま」最高賞に 全国広報コンクール /福岡(2002年05月17日)
■いつ? |
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2002年5月頃 |
■どこで? |
福岡県福間町 |
■誰が? |
広報紙「ふくま」 |
■何をした(する)? |
福間町の広報紙「ふくま」が、日本広報協会主催の今年度の全国広報コンクール町村1部(人口1万人以上)で、最高賞の特選(総務大臣賞)に選ばれた。9月に石川県金沢市で授賞式がある。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・受賞したのは「JR福間駅を考える」をテーマにした昨年12月号。全国44点の中から選ばれた。町が推進しているだれにでもやさしいまちづくり「ユニバーサルデザイン計画」で、駅舎の基本計画を見直すことになったのを機に特集を組んだ。
・第1部「古きを訪ねて」は1890(明治23)年の鉄道開通から駅舎、駅弁の変遷などを写真入りで紹介。第2部「今を生きる」は、低迷する駅前商店街の現状や住民の要望を探るインタビューなど。第3部「未来に向かって」では、住民の生の声を聴き、車いすでの検証や利用者の声を生かした駅舎改築など。 ・広報「ふくま」は毎月1日と15日に各1万5千部を発行。「介護保険」「合併問題」などの話題を特集している。 |