公共施設使いやすく 広島市・県など整備規格調整へ協議会 /広島(2002年10月12日)

■いつ?
2002年10月11日
■どこで?
広島県広島市
■誰が?
国,広島県,広島県警,広島市
■何をした(する)?
「広島市ユニバーサルデザイン協議会」を設立した。
■なぜ?
・現在は国や県、市などの事業主体によって、公共施設の出入り口や廊下の幅などの整備基準が異なっている。これを利用者にとって便利になるように調整するため。

・協議会を設立し、事業主体間の連携を密にしていくため。

■どのように?
・事業調整を積極的に進めるモデル地区を設定し、効果を検証していくことや、協議会専用のホームページを開設することなどを確認した。今後、協議会は毎年度2回開催していく。

・市役所で開かれた初会合には、国土交通省中国地方整備局や県土木建築部、県警交通部、市都市計画局などから約20人が出席。

ユニバーサルデザイン身近に 北区に「ゆめ空間」 /東京(2002年10月16日)

■いつ?
~2003年3月午前9時~午後10時(年末年始は休み)
■どこで?
北とぴあ(東京都北区王子1丁目)の地下展示ロビー
■誰が?
北区,東京商工会議所北支部
■何をした(する)?
障害や年齢にかかわらず誰もが使いやすい製品やサービスを目指す「ユニバーサルデザイン」の製品を集めた「ゆめ空間」を開設。
■なぜ?
区の産業振興課は「区民がユニバーサルデザインに興味を持ち、事業者とも交流できる場にしたい」と話している。
■どのように?
区内7企業の商品など100種が並んでいる。区と東京商工会議所北支部が主催し、来年3月まで展示する。ユニバーサルデザインの概要を説明したパネルもある。片手で使えるセロハンテープなども手にとることができる。

ユニバーサルデザインでまちづくり、川崎氏を顧問に 鯖江市/福井(2002年10月17日)

■いつ?
2002年10月頃
■どこで?
福井県鯖江市
■誰が?
鯖江市
■何をした(する)?
名古屋市立大大学院芸術工学研究科教授でグッドデザイン賞総合審査委員長の川崎和男氏に顧問を委嘱した。
■なぜ?
ユニバーサルデザインによるまちづくりを進めるため。
■どのように?
・ユニバーサルデザインは年齢や性別、障害の有無に関係なく便利に使える仕様のこと。同市は3月に「市デザイン基本計画」を策定し、3月の市議会で「ユニバーサルデザイン実践都市宣言」を採択しているが、川崎教授には市のまちづくり全体のアドバイスを依頼することにしている。

・川崎氏は福井市出身。鯖江市は毎年、市インテリジェントデザイン講座を開催しており、川崎氏はチーフ講師をしてきた。

患者の掟(窓・論説委員室から)(2002年10月17日)

■いつ?
2002年10月頃
■どこで?
記載なし
■誰が?
医療事故市民オンブズマン・メディオ
■何をした(する)?
日本産業デザイン振興会主催の今年度のグッドデザイン賞を受賞した。
■なぜ?
患者の安全をめざす活動全体が、ユニバーサルデザインだと評価された。
■どのように?
・医療事故には共通の因子があるはずだ。一つひとつの悲劇を共有財産にすることで医療界を動かし、改善につなげることができる。そう確信して相談事業や調査活動をつづけてきた。提言は、点滴時の誤接続を防ぐ器具の開発などに生かされている。

・「メディオ」設立者のひとり、伊藤隼也さんは活動から得たノウハウを集めて「これで安心!病院選びの『掟(おきて)』111」(講談社)を出版した。かかりつけ医師の探し方、検査や入院の際にチェックすべきこと、医療ミスへの対処法などが具体的に書かれている。

・伊藤さんは人物写真家として活躍していた。94年、父親が入院先の大学病院で不審な死を遂げた。裁判で責任を問い、医療の実態と向き合うことになった。

候補者政策アンケート:下(’02高知市長選) /高知(2002年10月18日)

■いつ?
2002年10月頃
■どこで?
高知県高知市
■誰が?
松尾徹人高知市長候補
■何をした(する)?
候補者政策アンケートの「高齢化が進む中、どのような高齢者福祉策を実現させたいですか。」という質問に回答した。
■なぜ?
高知市長選の投票日まであと2日。
■どのように?
建物や町がすべての人に使いやすいようにユニバーサルデザインのまちづくりを推進する。また、高齢者一人ひとりが尊重され、生きがいを持っていきいきと輝き、住み慣れた地域で安心して仕事や生活を続けることのできる環境づくりが、大切であると考えている。そのため、生活習慣病の予防などの健康施策や宅老所の全域配置やパワーリハビリの導入などの介護予防、自立、就労支援、生涯学習などを推進する。