使いやすく工夫、UD陶器を披露 玉名で9窯元 /熊本(2003年02月24日)

■いつ?
2003年2月頃
■どこで?
青年婦人会館(熊本県玉名市繁根木)
■誰が?
荒尾玉名地域窯元振興会
■何をした(する)?
「UD陶器発表会」を行った。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・使い手の立場で考え、使いやすく工夫したユニバーサルデザイン(UD)の考え方を陶器作りに取り入れた。県などの勉強会に参加した9窯元が食器など作品を披露した。発表作品は、3月8日と9日に南関町で開かれる「なんかん古小代の里 陶器・梅まつり」の会場で展示される。

・会場では各窯元が、使いやすい独居老人用食器セット、成長段階に合わせて使える子供用マグカップ、安定感があって持ちやすい湯飲み、通常の陶器より約3割ほど軽い皿やどんぶり、持ちやすい茶わんなどについて説明した。

・発表後に、「UD」化を指導した崇城大学芸術学部の磯貝恵三・教授が「使う対象をきちんと考えながら作ったのは大きい成果。形の美しさなどもう一歩工夫もして」と講評した。

おしゃれ楽しく、手作り服発表会 徳山 /山口(2003年03月02日)

■いつ?
2003年3月1日
■どこで?
徳山市社会福祉センター(山口県)
■誰が?
市寝たきり老人介護者の会
■何をした(する)?
ユニバーサルデザインの服を集めたファッションショーが行われた。
■なぜ?
松永さんは「おしゃれはすべての人が楽しめるもののはず。着て喜んでもらえるのが何よりうれしいです」と話した。
■どのように?
・会のメンバーや実際に車いすを使う人たちがモデルとなり、工夫をこらした手作りの服を披露した。

・同会は90年の発足。公民館などで洋裁を教えている松永ツネ子副会長の指導で、メンバーが数年前からユニバーサルデザインの服を作り始めた。

・初となる今回のファッションショーには、寝たきりの人にも着せやすいようファスナーを多く使ったパジャマや車いす用のマントなど約30着が使われた。

快適な設計 ユニバーサルデザイン推進(暮らしはどうなる)/福島(2003年03月05日)

■いつ?
2003年3月頃
■どこで?
福島県
■誰が?
福島県
■何をした(する)?
「ユニバーサルデザイン」の考え方を広めることに力を入れる。
■なぜ?
「人権の尊重」は、県の来年度の重点推進分野の一つ。
■どのように?
・01年8月の県の調査でも知っていた県民は約25%。県の人権・男女共同参画グループによると年齢や性別、障害の有無にかかわらず、すべての人にとって快適な環境や製品づくりを初めから設計(デザイン)しておく考え方のこと。高齢者や障害者を対象としたバリアフリーとは違い、いわば「みんなのためのデザイン」。

・県ではユニバーサルデザイン推進のリーダー養成講座や、国内外から講師を招いて国際シンポジウムを開いて普及を図る。予算は900万円。

・高齢保健福祉課の新規事業では、事業者が個室型の新型特別養護老人ホームを新たに設置する場合、入所者と地域の人が交流できるスペースをつくる補助費として2700万円を充てた。「開かれた施設と心のユニバーサルデザインを目指す」という。500万円を限度に交流スペースの建設費用の半分を補助する。

・公共建築や道路、河川、公園をつくるときのユニバーサルデザイン整備指針も設ける。専門家や街づくりNPO、障害者団体などでつくる会議や県民との話し合いを経て、04年度に公共建築、05年度に道路や河川、公園の指針を定める。スロープの傾斜や、段差の高さなども盛り込まれる可能性があるという。

水前寺駅の駅ビル開業 /熊本(2003年03月07日)

■いつ?
2003年3月6日
■どこで?
JR水前寺駅(熊本市水前寺1丁目)
■誰が?
記載なし
■何をした(する)?
JR水前寺駅の駅ビルが開業し、記念式典があった。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・車いすで入れるトイレや、子供用と高齢者用の2種類のてすりが設置され、県のユニバーサルデザインのモデル施設に指定されている。

・9階建て。改札は2階。1階は商業施設、3階以上は単身者向けの賃貸マンションになっている。

・線路で分断されていた水前寺地区と新大江地区を結ぶ通路も設置され、周辺地域の活性化が期待されている。

使いやすく工夫のUD作品初展示 なんかん、陶器・梅まつり/熊本 (2003年03月09日)

■いつ?
2003年3月8,9日
■どこで?
古小代の里公園一帯(熊本県南関町宮尾)
■誰が?
荒尾玉名地域窯元振興会の9窯元,南関高校美術工芸コースの生徒など
■何をした(する)?
「第3回なんかん古小代の里 陶器・梅まつり」が開催。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・今年は荒尾玉名地域窯元振興会の9窯元が先日発表した使いやすく工夫したユニバーサルデザイン(UD)の陶器作品も初めて展示され、見物客の注目を集めた。

・皿やカップ、茶わんなど食器、酒器、花入れなどさまざまな陶器が出品された。使う側の立場で考えたUD陶器のコーナーには、高齢者や子どもが手軽に扱える便利な食器や安定感のある湯飲みなどが展示された。

・会場には、地元の食材や陶器を使った飲食コーナー、南関高校美術工芸コースの生徒が指導するろくろ・てびねり体験コーナーも開かれ、にぎわった。問い合わせは、南関町役場(0968・53・1111)へ。