岡村道夫さん 障害者の雇用を促す会社社長(街でこの人)/神奈川(2003年10月12日)

■いつ?
2003年9月中旬
■どこで?
神奈川県横浜市都筑区
■誰が?
岡村道夫社長(ピアサポート株式会社)
■何をした(する)?
ピアサポート株式会社を設立。
■なぜ?
ビジネスの世界に飛び込んだのは、企業で働こうとした仲間が壁にぶつかってきたことがきっかけ。「無理せず、自分たちの特性を生かせる会社をつくろう」と、介護保険事業者と資本金を出し合い、「特例子会社」を設立。
■どのように?
・現在は、HPや印刷物の作成が大半。将来は、年齢や障害の有無にかかわらずだれもが使いやすい「ユニバーサルデザイン」やバリアフリーなどについて、不自由な側の視点でコンサルタント事業を展開したいという。対象はサービス業やモノづくりなどと幅広い。

・社員8人のうち、社長を含む6人が障害者。

・「車いすでオフィスを駆け回っている姿を見てもらいたい」と語り、会社の外観はガラス張り。まずは視覚で、働きぶりを伝える。

・59年生まれ。横浜市旭区在住。家族5人の生活を支えていた時に事故にあった。車いすテニスや身障者スポーツ大会で全国的に活躍。街づくりに関心が広まり、福祉の視点で行政に意見を求められることも多い。

万人向けデザインで授業 あす盛岡の市民団体 /岩手(2003年10月16日)

■いつ?
2003年10月17日
■どこで?
北松園中学校(岩手県盛岡市)
■誰が?
市民団体「アクセシブル盛岡」
■何をした(する)?
「いわてユニバーサルデザイン(UD)学校」を開催。
■なぜ?
アクセシブル盛岡の創立10周年を記念して。
■どのように?
・年齢や性別などにかかわらない使いやすさを追求したUDについての授業を行う。

・日本のUDの第一人者を5人招いて、同校の中学2年生を対象に、テーマ別に5クラスに分かれて授業を行う。

・五つのテーマと、講師を務める専門家は次の通り。(1)「建築」 静岡芸術文化大の古瀬敏教授(2)「情報」 UDの研究所「ユーディット」の関根千佳社長(3)「都市」 東洋大の高橋儀平教授(4)「旅行」 旅行のバリアフリー化をコンサルティングする「JTMバリアフリー研究所」の草薙威一郎所長(5)「ファッション」 「ユニバーサルファッション協会」の鈴木淳副理事長。

使いやすいデザイン「ユニバーサル展」 小金井の東京学芸大/東京(2003年11月05日)

■いつ?
2003年11月頃
■どこで?
東京学芸大学(東京都小金井市)
■誰が?
同大学美術学科の学生ら
■何をした(する)?
「ユニバーサル展」を開催。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・多くの人にとって使いやすい設計(ユニバーサルデザイン)を追求した実用品などを提案する。

・美術学科の学生らが企画。多彩なアイデアを模型やパネルで紹介している。

・例えば、目と耳が不自由な人のための「触れるラジオ」は、ラジオの音声を点字に起こし、指でなぞって放送内容を知るというもの。実用化に向けて、企業に試作を働きかけている。

日中韓で規格統一 高齢者らに配慮したデザイン 制定委員会設置(2003年11月07日)

■いつ?
2003年11月末
■どこで?
中国・北京市
■誰が?
日本の経済産業省など日本、中国、韓国の3カ国の製品規格担当者ら
■何をした(する)?
会合で「高齢化老人・障害者標準共同制定委員会」を設置することで合意した。
■なぜ?
・日中韓が合同で、高齢者や障害者にもわかりやすく使いやすい「ユニバーサルデザイン」の商品、サービスのための統一規格づくりに乗り出す。

・先進国を中心に高齢化が進むなかで、高齢者らにも使いやすいデザインや機能がついた商品への要望が高まっている。

■どのように?
・個々の商品の性質表示や案内標識などで3カ国共通の指針をまとめ、最終的には世界標準として普及させることを目指す。

・各国から専門家3人ずつを委員に選任。来春に東京で第1回の委員会を開き、半年かけて統一規格をまとめる予定。

・3カ国は、一部メーカーなどが独自に実施している事例などを集積して規格にすることで、世界をリードする狙い。

・日本は、シャンプーボトル識別のギザギザや使用説明文の文字の大きさなど生活用品の容器・包装規格の検討を求める方針。

・中国は、トイレやエレベーターの位置を示す公共サインの統一が提案される見通し。

・統一規格がまとまった後は、製品やパンフレットなどに採用するよう、3カ国のメーカーなどに働きかける。ISOなどの国際機関で採用を働きかけることも視野に入れている。

外来語言い換え、最終案47語発表 国立国語研(2003年11月14日)

■いつ?
2003年11月13日
■どこで?
記載なし
■誰が?
国立国語研究所
■何をした(する)?
・第2回の検討対象であった47語について最終案を発表した。

・第3回の検討対象となる「ユニバーサルデザイン」など60語を公表した。

■なぜ?
外来語の分かりやすい言い換えを検討している。
■どのように?
記載なし。