読者から /福島(2003年02月19日)

■いつ?
昨年秋
■どこで?
ドイツ・ケルン市
■誰が?
三保慶一さん
■何をした(する)?
「ケルン2020」の説明を受けた。
■なぜ?
県の研修コースに参加することになり、ドイツのケルン市を訪れた。
■どのように?
都市機能や経済面など八つの観点から、障害のある人もない人もともに生きる街を2020年までに実現する計画で、将来を見据えたビジョンと今日何をすべきかがプロジェクトチームにより進められている。

情報アラカルト /宮城(2003年02月19日)

■いつ?
2003年2月25日午後6時半~8時
■どこで?
エルパーク仙台セミナー室(宮城県仙台市青葉区)
■誰が?
大場陽子さん(ユニバーサルデザイン研究所)
■何をした(する)?
「みんなで食卓を囲もう」と題し話す。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
高齢者の食を考える。参加費500円。電話日本科学者会議宮城支部(022・265・5050)。

使いやすく工夫、UD陶器を披露 玉名で9窯元 /熊本(2003年02月24日)

■いつ?
2003年2月頃
■どこで?
青年婦人会館(熊本県玉名市繁根木)
■誰が?
荒尾玉名地域窯元振興会
■何をした(する)?
「UD陶器発表会」を行った。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・使い手の立場で考え、使いやすく工夫したユニバーサルデザイン(UD)の考え方を陶器作りに取り入れた。県などの勉強会に参加した9窯元が食器など作品を披露した。発表作品は、3月8日と9日に南関町で開かれる「なんかん古小代の里 陶器・梅まつり」の会場で展示される。

・会場では各窯元が、使いやすい独居老人用食器セット、成長段階に合わせて使える子供用マグカップ、安定感があって持ちやすい湯飲み、通常の陶器より約3割ほど軽い皿やどんぶり、持ちやすい茶わんなどについて説明した。

・発表後に、「UD」化を指導した崇城大学芸術学部の磯貝恵三・教授が「使う対象をきちんと考えながら作ったのは大きい成果。形の美しさなどもう一歩工夫もして」と講評した。

おしゃれ楽しく、手作り服発表会 徳山 /山口(2003年03月02日)

■いつ?
2003年3月1日
■どこで?
徳山市社会福祉センター(山口県)
■誰が?
市寝たきり老人介護者の会
■何をした(する)?
ユニバーサルデザインの服を集めたファッションショーが行われた。
■なぜ?
松永さんは「おしゃれはすべての人が楽しめるもののはず。着て喜んでもらえるのが何よりうれしいです」と話した。
■どのように?
・会のメンバーや実際に車いすを使う人たちがモデルとなり、工夫をこらした手作りの服を披露した。

・同会は90年の発足。公民館などで洋裁を教えている松永ツネ子副会長の指導で、メンバーが数年前からユニバーサルデザインの服を作り始めた。

・初となる今回のファッションショーには、寝たきりの人にも着せやすいようファスナーを多く使ったパジャマや車いす用のマントなど約30着が使われた。

快適な設計 ユニバーサルデザイン推進(暮らしはどうなる)/福島(2003年03月05日)

■いつ?
2003年3月頃
■どこで?
福島県
■誰が?
福島県
■何をした(する)?
「ユニバーサルデザイン」の考え方を広めることに力を入れる。
■なぜ?
「人権の尊重」は、県の来年度の重点推進分野の一つ。
■どのように?
・01年8月の県の調査でも知っていた県民は約25%。県の人権・男女共同参画グループによると年齢や性別、障害の有無にかかわらず、すべての人にとって快適な環境や製品づくりを初めから設計(デザイン)しておく考え方のこと。高齢者や障害者を対象としたバリアフリーとは違い、いわば「みんなのためのデザイン」。

・県ではユニバーサルデザイン推進のリーダー養成講座や、国内外から講師を招いて国際シンポジウムを開いて普及を図る。予算は900万円。

・高齢保健福祉課の新規事業では、事業者が個室型の新型特別養護老人ホームを新たに設置する場合、入所者と地域の人が交流できるスペースをつくる補助費として2700万円を充てた。「開かれた施設と心のユニバーサルデザインを目指す」という。500万円を限度に交流スペースの建設費用の半分を補助する。

・公共建築や道路、河川、公園をつくるときのユニバーサルデザイン整備指針も設ける。専門家や街づくりNPO、障害者団体などでつくる会議や県民との話し合いを経て、04年度に公共建築、05年度に道路や河川、公園の指針を定める。スロープの傾斜や、段差の高さなども盛り込まれる可能性があるという。