可動堰・副知事に触れず 飯泉知事が初の所信表明 /徳島(2003年06月27日)

■いつ?
2003年6月26日
■どこで?
徳島県議会
■誰が?
飯泉嘉門徳島県知事
■何をした(する)?
飯泉知事が所信表明で、マニフェスト(公約集)で示した7テーマに則して施策を披露した。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
所信表明の概要の1つ『ユニバーサルとくしま』は、公共事業を「ユニバーサルデザイン」の観点から整備する。という内容を含んでいる。

高齢者・障害者「使いやすく」 総務省、IT報告書(2003年06月28日)

■いつ?
2003年6月27日
■どこで?
記載なし
■誰が?
総務省の研究会
■何をした(する)?
IT機器や関連のサービスは年齢や身体的な要因にかかわらず誰もが利用できる「ユニバーサルデザイン」を基本とすべきだ、などとする報告書をまとめた。
■なぜ?
高齢者や障害者がIT(情報技術)を活用しやすくなるための方策などを検討してきた。
■どのように?
報告書はさらにITを使いやすくすることで高齢者・障害者が能力を最大限に発揮できる社会を実現すべきだ、と主張している。

視覚障害者にやさしく 堂本食品のむき甘栗「ぱっくりりん」/広島(2003年07月09日)

■いつ?
1997年開発・発売
■どこで?
広島市安佐南区
■誰が?
堂本食品株式会社
■何をした(する)?
・開発したむき甘栗「ぱっくりりん」が、年齢や障害の有無などにかかわりなくすべての人にとって使いやすい製品「ユニバーサルデザイン」として評価されている。

・国内で初めて、皮をむいた状態で甘栗を袋詰めにした製品の開発に成功。

■なぜ?
・虫食い状態の栗を食べる心配がない点などが視覚障害者に好評なため。

・皮をむく手間が省け、賞味期間も120日間と長持ちすることなどから人気を呼び、年間13億円を売り上げるヒット商品になった。

■どのように?
・もともとユニバーサルデザインを目指して開発した商品ではなかった。だが3年前、視覚障害をもつ消費者から同社に「まるで自分たちのために開発されたような商品」との感想が寄せられた。従来の甘栗の場合、虫食い状態などの「不良栗」が入っていることがあったが、視覚障害者にとっては見分けがつかず、口に入れるまで分からなかったという。
 この反響をきっかけに、商品開発に携わった同社企画室長の浜本京子さんはユニバーサルデザインをテーマにした企業の勉強会などに参加。そこでも、モニターを務める視覚障害者から商品について同様の評価を受けたという。

・「人に商品を薦めるときはパッケージを表にしたいが、通常の商品は表裏が分からない」「保存食の場合、食べきれずに一度しまってしまうと、ほかの商品に紛れてどれがその商品なのか分からなくなってしまう」などといった意見が出た。こうした声に応えるため、同社は2年前から包材メーカーの協力を得て、包装の表に点字を入れるようになった。

・浜本さんは「この商品を通して、逆に色々なことを教えてもらった。ユニバーサルデザインをもとに商品開発を考える土壌ができたことに感謝している」と話す。

・県は3月、学校や職場などを対象に、ユニバーサルデザインの普及と促進を図るため、県内外の事業例を紹介したハンドブックを千部作成。このうち500部を5月から希望者に配っている。問い合わせは県政策企画局(082・513・2413)へ。

住 マリオン(2003年07月09日)

■いつ?
~2003年7月26日(午前10時~午後6時、日曜・月曜・祝日は休み)
■どこで?
タチカワ銀座ショールーム(東京都中央区銀座8丁目)
■誰が?
立川ブラインド工業株式会社
■何をした(する)?
「気づこう! 考えよう! やってみよう!『ユニバーサルデザイン展』」を開催した。
■なぜ?
年齢や性別、障害の有無に関係なく、すべての人にとって快適な設計であるユニバーサルデザインを、発見や体験を通じて、子供から大人までひとりひとりの視点から考えられるよう紹介している。
■どのように?
・ユニバーサルデザインの歴史や、ペンや食器、使い勝手を比較できるマグネットなどの商品を展示。

・手袋をしてペットボトルのふたを開けるなど、普段使っているものの使いにくさを体験し、使いやすくするためのヒントを探す実験コーナーもある。

・タチカワ銀座ショールーム(新橋駅、電話03・3571・1373)。

高齢者や障害者に優しい生活環境を 熊本市で「UD講座」 /熊本(2003年07月11日)

■いつ?
2003年7月10日
■どこで?
熊本市
■誰が?
福祉団体や市町村職員ら約50人
■何をした(する)?
誰にでも使いやすい生活環境を目指すユニバーサルデザイン(UD)の観点から建物やサービスを点検する講座を行った。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・熊本城やアーケード街を歩きながら段差のチェックなどを行った。

・点検は8グループに分かれて、急なスロープやせまい入り口など高齢者や障害者が使いづらい場所を写真に撮り、地図に印をつけた。その後、改善策などを話し合った。

・銀行の現金自動出入機では、画面の位置が高く車いすから文字が見えにくい、デパート内の段差を示すピンク色のテープは色覚障害者にわかりにくいとの指摘があった。

・車いすで参加した山本行文さん(48)は「すべてをUDに配慮した建物に変えるのはコストがかかる。その分、自動ドアがすぐに閉まるのを手で押さえるなどサービス面でカバーしてほしい」と話した。