すべての人がすみよい街を 県、四日市で講座 /三重(2003年07月13日)

■いつ?
2003年7月12日
■どこで?
じばさん三重(四日市市)
■誰が?
三重県健康福祉部
■何をした(する)?
5回予定したうちの2回目の「ユニバーサルデザインのまちづくり」講座を開いた。
■なぜ?
古瀬敏静岡文化芸術大教授は講演で「2015年には人口の25%が高齢者。自分が使うことを考えてまちづくりを考えなければ」と話した。
■どのように?
・ユニバーサルデザインは、「すべての人のためのデザイン」の意味。年齢や障害にかかわらず、多くの人が利用できることが条件。例えば、階段のある場所に車いす用のスロープをつけるより、最初から段差をなくせば、高齢者や妊娠中の人たちなど、多くの人が利用できるとの考え方。

・古瀬教授は講演で、施設のトイレなど様々なデザインについて、よい例や悪い例を挙げて解説した。

・講座には約百人が参加し、車いす利用者や脚の不自由な人たちの姿もあった。

わかふじ大会に役立ててと寄付 県盲・聾・養護学校 /静岡(2003年07月18日)

■いつ?
2003年7月17日
■どこで?
静岡県庁内の国体局長室
■誰が?
上地裕佳子会長(静岡県盲学校・聾(ろう)学校及び養護学校PTA連合会)
■何をした(する)?
今秋に開催する「わかふじ大会(第3回全国障害者スポーツ大会)」に役立ててもらおうと寄付金40万円を県に贈った。
■なぜ?
同連合会では、わかふじ大会に出場する選手や関係者の励みになるからと、PTA会費の中から毎年10万円ずつ積み立てていたという。
■どのように?
・北村正平局長は「寄付金は目的を持って使いたい。すべての人にやさしい大会を目指したユニバーサルデザインの実現やボランティアの方の活動費に充てたい」と話した。

・寄付の贈呈式では、同連合会長の上地さんや県立静岡盲学校生徒会長の岡村僚君ら4人が訪れ、北村局長に目録を手渡した。

潮谷・熊本知事「バリア作らぬ」 出身の佐賀で講演 /佐賀(2003年07月29日)

■いつ?
2003年7月頃
■どこで?
アバンセ(佐賀市)
■誰が?
潮谷義子熊本県知事
■何をした(する)?
出身地である佐賀市で、「地域社会をデザインする」と題して講演した。
■なぜ?
潮谷氏は、年齢や障害の大小に関係なく利用できる施策「ユニバーサルデザイン」に取り組んでいる。
■どのように?
・「既存のバリアをなくすのがバリアフリーだが、ユニバーサルデザインは最初からバリアを作らない。作り替えではないので、コストが安い」と説明した。

・買い物を手伝ったり、購入品を宅配したりする仕組みを導入して、元気を取り戻した熊本市の商店街などを例に挙げ、「地域社会の中に触れ合いの場を作ることもユニバーサルデザインだ」と話した。

・ユニバーサルデザインの施策は佐賀でも可能と話し、「はなわさんの歌にもあるように、あるがままの佐賀の良さを再発見して」と訴えた。

・300人収用の会場がいっぱいになり、会場外のモニターで聴き入る人が出るほどだった。

県政ふれあい教室生を募集 /熊本(2003年08月02日)

■いつ?
2003年9月13日(阿蘇・県庁)、20日(球磨・上益城)、10月4日(芦北・八代)
■どこで?
熊本県介護実習・普及センター(熊本市)など
■誰が?
熊本県
■何をした(する)?
「県政ふれあい教室」を開催する。
■なぜ?
すべての人が暮らしやすい社会を目指すユニバーサルデザインを学ぶ。
■どのように?
・道具を身につけ高齢者の体の不自由さを体験するなど。

・県は小学生以上を対象に参加者を募っている。

・県地域振興局など出発地別に3コース。25日締め切り。定員は各約40人。無料。小学生は保護者同伴。昼食持参。官製はがきに希望コース、連絡先など必要事項を明記し、〒862-8570 県広報課「県政ふれあい教室」係(096・383・1111)へ。