介護食品に共通マーク 軟らかさなど4段階表示(2003年09月30日)

■いつ?
2003年6月
■どこで?
記載なし
■誰が?
日本介護食品協議会
■何をした(する)?
かむ力やのみ込む力が弱い人向けの介護用食品に、「ユニバーサルデザインフード」という名前と共通のロゴマークができた。
■なぜ?
・スーパーの食品コーナーやドラッグストア、通信販売でも売られている介護用食品は、病院や施設の業務用と違って、在宅の介護者やお年寄り自身が購入する。

・同協議会の稲垣聡事務局長は「マークがつけば、一目で介護用食品とわかります。どの製品にも共通の区分が表示されることでより便利に、安全に利用してもらえれば」と話している。

■どのように?
・だれもが使いやすいという意味の「ユニバーサルデザイン」にちなみ、名前は「ユニバーサルデザインフード」。頭文字の「UDF」と人の顔を組み合わせたロゴマークや区分を表示した商品は、この秋以降、出回る予定。

・メーカー団体が自主規格を作成。これまで各社まちまちだった軟らかさや形状の区分表示も統一された。

・誤ってのどにつまらせたり、むせたりしないで、安全に食べてもらえるよう、メーカーが4年前に自主規格作りにとりかかり、昨年春には「日本介護食品協議会」を設立した。

・今年6月に協議会が公表した規格は、軟らかさや滑らかさによって「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4段階と、「とろみ調整食品」に製品を区分している。

さんさんネット 熊本情報 /熊本(2004年02月05日)

■いつ?
2004年2月10日午後1時半
■どこで?
御船町カルチャーセンター(熊本県上益城郡御船町大字木倉1168)
■誰が?
野口あゆみ事務局長(伊勢志摩バリアフリーツアーセンター),田中直人教授(摂南大学)
■何をした(する)?
ユニバーサルデザイン研修会を開催。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの野口あゆみ事務局長の基調講演と、摂南大の田中直人教授の報告など。

・定員500人。要申し込み。手話通訳、要約筆記の用意もある。母子室の利用は事前問い合わせが必要。申し込みは上益城地域振興局振興調整室(電話096・281・7101)。

岡村道夫さん 障害者の雇用を促す会社社長(街でこの人)/神奈川(2003年10月12日)

■いつ?
2003年9月中旬
■どこで?
神奈川県横浜市都筑区
■誰が?
岡村道夫社長(ピアサポート株式会社)
■何をした(する)?
ピアサポート株式会社を設立。
■なぜ?
ビジネスの世界に飛び込んだのは、企業で働こうとした仲間が壁にぶつかってきたことがきっかけ。「無理せず、自分たちの特性を生かせる会社をつくろう」と、介護保険事業者と資本金を出し合い、「特例子会社」を設立。
■どのように?
・現在は、HPや印刷物の作成が大半。将来は、年齢や障害の有無にかかわらずだれもが使いやすい「ユニバーサルデザイン」やバリアフリーなどについて、不自由な側の視点でコンサルタント事業を展開したいという。対象はサービス業やモノづくりなどと幅広い。

・社員8人のうち、社長を含む6人が障害者。

・「車いすでオフィスを駆け回っている姿を見てもらいたい」と語り、会社の外観はガラス張り。まずは視覚で、働きぶりを伝える。

・59年生まれ。横浜市旭区在住。家族5人の生活を支えていた時に事故にあった。車いすテニスや身障者スポーツ大会で全国的に活躍。街づくりに関心が広まり、福祉の視点で行政に意見を求められることも多い。

万人向けデザインで授業 あす盛岡の市民団体 /岩手(2003年10月16日)

■いつ?
2003年10月17日
■どこで?
北松園中学校(岩手県盛岡市)
■誰が?
市民団体「アクセシブル盛岡」
■何をした(する)?
「いわてユニバーサルデザイン(UD)学校」を開催。
■なぜ?
アクセシブル盛岡の創立10周年を記念して。
■どのように?
・年齢や性別などにかかわらない使いやすさを追求したUDについての授業を行う。

・日本のUDの第一人者を5人招いて、同校の中学2年生を対象に、テーマ別に5クラスに分かれて授業を行う。

・五つのテーマと、講師を務める専門家は次の通り。(1)「建築」 静岡芸術文化大の古瀬敏教授(2)「情報」 UDの研究所「ユーディット」の関根千佳社長(3)「都市」 東洋大の高橋儀平教授(4)「旅行」 旅行のバリアフリー化をコンサルティングする「JTMバリアフリー研究所」の草薙威一郎所長(5)「ファッション」 「ユニバーサルファッション協会」の鈴木淳副理事長。

使いやすいデザイン「ユニバーサル展」 小金井の東京学芸大/東京(2003年11月05日)

■いつ?
2003年11月頃
■どこで?
東京学芸大学(東京都小金井市)
■誰が?
同大学美術学科の学生ら
■何をした(する)?
「ユニバーサル展」を開催。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・多くの人にとって使いやすい設計(ユニバーサルデザイン)を追求した実用品などを提案する。

・美術学科の学生らが企画。多彩なアイデアを模型やパネルで紹介している。

・例えば、目と耳が不自由な人のための「触れるラジオ」は、ラジオの音声を点字に起こし、指でなぞって放送内容を知るというもの。実用化に向けて、企業に試作を働きかけている。