暮らしの処方箋、時代の道案内 新紙面特集<お知らせ>)(2004年3月11日)

■いつ?
2004年03月頃
■どこで?
朝日新聞新紙面
■誰が?
朝日新聞社株式会社
■何をした(する)?
生活にかかわる様々な話題を取りあげてきた家庭面とくらし面が、新しく生活面に生まれ変わる。
■なぜ?
分かりやすく、役に立つ暮らしの処方箋(しょほうせん)をめざして。
■どのように?
・【生活1面】暮らしをめぐるフレッシュなニュースを扱います。衣食住に関する出来事や、家族、ライフスタイルについての話題、体や心のトラブル、消費者問題など幅広い分野のニュースを発信します。また、介護や年金など、私たちの生活に深くかかわる制度についても、生活者の視点で取り組みます。

・【生活2面】日替わりメニューでお届けします。テーマは、こども・元気・安心・お金・しごと・読者・彩時記の七つ。

・生活2面で、毎週水曜日に安心を手に入れるための情報として、ユニバーサルデザインの商品紹介などをします。

障害者自身が「介助」講義 NPOセンター、参加者募る /石川)(2004年3月13日)

■いつ?
2004年03月26~28日
■どこで?
NPO法人障害者自立センター(金沢市菊川1丁目)
■誰が?
高真司さん(NPO法人障害者自立センター事務長),中村裕さん(ユニバーサルデザイン研究所代表)
■何をした(する)?
全身性障害者の外出を手伝うガイドヘルパー(移動介護従事者)の養成研修。
■なぜ?
・「自分たちが利用するヘルパーは自分たちで育てよう」と、NPO法人障害者自立センター職員の障害者自身が企画。

・単なる外出時の歩行や車いすの介助にとどまらず、利用者の気持ちをくみ取ることができるヘルパーの育成が狙い。

■どのように?
・重度の障害がある当事者自身が講師となり、介助される側の視点で講義するのが特徴。

・27、28日とも各6時間で、参加費8500円。定員15人。申し込みは15日までに電話かファクスでNPO法人障害者自立センター(076・264・9639)へ。

・ホームヘルパー養成研修1、2級課程修了者及び介護福祉士、看護師などの資格がない人も受講可能。資格がない場合は、26日に4時間の実習が別にある。

・講師は重度の脳性まひのため車いすでの生活を送る高真司さん、やはり車いすで生活する中村裕さんら。介護する上での基礎知識や利用者のプライバシー保護に関する知識などを話す。

手すりに夢を 大阪・ATCエイジレスセンターで展示会 【大阪】 (1998年10月19日)

■いつ?
1998年11月10日まで
■どこで?
アジア太平洋トレードセンター(ATC:大阪市住之江区)内 ITM棟11階
■誰が?
ATCエイジレスセンターなど
■何をした(する)?
多種多様な手すりを一堂に集めた「手すりのすべて・手すりに夢を」展を開催する。
■なぜ?
手すりに理解を深めてもらうため。
■どのように?
・展示された手すりは、住宅機器メーカーなど18社から出品の計約170点と、「福祉と住環境を考える会」のデザイナーらが考案した創作手すり約40点。
・福祉用具にもおしゃれ心を取り入れてほしいという思いから、アート感覚を取り入れた手すりなども展示された。
・「福祉と住環境を考える会」副代表の三浦久子氏は「これまでのバリアフリー(障害を取り除く)という限定された考えから、さらにユニバーサルデザイン(だれもが使える一般的なもの)に、と意識を変えていく必要があるでしょうね」と語る。
・11月10日までの午前10時半―午後5時半まで。水曜休館。
・会期中の土曜、日曜には「住宅改造相談会」が開かれ、作業療法士や建築士が個別相談に応じるという。いずれも無料。
・問い合わせはATCエイジレスセンター事務局(06・615・5123)まで。
■参考資料
「手すりに夢を 大阪・ATCエイジレスセンターで展示会 【大阪】」『朝日新聞』1998年10月19日,朝刊
■参考資料
「手すりに夢を 大阪・ATCエイジレスセンターで展示会 【大阪】」『朝日新聞』1998年10月19日,朝刊

独自の街づくり討論 花を生かした例も報告 宮崎市/宮崎 (1998年9月24日)

■いつ?
1998年9月23日
■どこで?
厚生年金会館(宮崎市宮脇町)
■誰が?
宮崎市

■何をした(する)?
「語り合おう、明るい宮崎~こんなまちに住んでみたい~」と題した討論会が開催された。

■なぜ?
・宮崎市の中核市移行を記念して。

■どのように?
・1998年9月24日の朝日新聞によると、討論会には都市計画に携わる専門家5人をパネリストに招き、100人を超す聴衆が集まったという。
・1時間半の討論会では、いかに独自性のあるまちづくりを進めていくか、が話題の中心になり、そのなかに以下のようなUDに関する発言があった。
・都市計画について青山環境デザイン研究所(東京都)の渡辺光子所長が「これからの建築物は、障害の有無に関係なく、すべての人に優しいユニバーサルデザインが求められる時代になってくる」と話した。

■参考資料
「独自の街づくり討論 花を生かした例も報告 宮崎市/宮崎」『朝日新聞』1998年9月24日,朝刊

日本主導で国際規格づくり 手触りで識別 バリアフリー製品 (1998年8月20日)

■いつ?
1998年秋
■どこで?
日本
■誰が?
国際標準化機構(ISO)

■何をした(する)?
日本が議長国となって、国際規格を検討する国際標準化機構(ISO)の会議を開く。

■なぜ?
・「バリアフリー製品」に世界共通ルールをつくろう、という動きが日本主導で進んでいるため。

■どのように?
・日本では1991年に発足した市民団体E&Cプロジェクト(鴨志田厚子会長/当時)が、バリアフリー社会に向けて、参加企業とともに「共用品」と呼ばれる福祉用具と一般品との境界に位置する製品を開発し、普及活動をしていた。
・海外では「ユニバーサルデザイン」という言葉で、「共用品」の研究が始まっている。
・日本で生まれた「共用品」の代表例は、容器にギザギザをつけたシャンプーや刻みの形と位置で、電話か乗り物かの種類や表裏、方向がわかるプリペイドカード、オンスイッチに凸を付けたおもちゃ、音声表示の時計などがあげられる。
・通商産業省(現・経済産業省)によると、「共用品」の数は、1996年度で計2037品。その規模は、1995年度に比べ30.5%増の6351億円に達しているという。
・1998年8月20日の朝日新聞の記事によると、具体的には1998年10月19日から2日間、日本が議長国となって、アメリカ、フランス、イギリスなど8カ国に、国際消費者連盟など2機関を加えた初会合を東京で開く。1年かけて案を作り、2000年の制定を目指す考えだという。

■参考資料
「日本主導で国際規格づくり 手触りで識別 バリアフリー製品 」『朝日新聞』1998年8月20日,夕刊