■いつ? |
---|
2001年1月頃 |
■どこで? |
岡山県倉敷市 |
■誰が? |
倉敷ファッションセンター株式会社 |
■何をした(する)? |
UD衣料品の統一ブランド「K・F・U・W」(倉敷ファッション ユニバーサル ウェアの頭文字)を立ち上げた。 |
■なぜ? |
体の不自由な人や高齢者にも着やすい衣料品を開発するため。 |
■どのように? |
・2001年当時、大手アパレルメーカーはUDを使った新ブランドを開発していたが、繊維産地が打ち出すのは初めてだった。2年以内にメーカー直販などを始める予定だという。 ・倉敷市、通商産業省(現・経済産業省)や現地企業などが共同出資する第3セクター、倉敷ファッションセンター株式会社(岡山県倉敷市、河合正照社長)が主体となって開発した。明石被服興業など倉敷のユニホームメーカー4社のほか、帝人、クラレ、東レ、日清紡など繊維6社が素材提供で協力した。 ・「倉敷ファッションセンター」が出したUD衣料品は、合計約30点あり、予定価格は上着のわきの部分にファスナーを取り付け着脱を楽にした介護用衣料が上下で2万円、カジュアル衣料が同2万4000円~2万8000円、トラベルジャケットが2万~2万5000円など。 ・対象は50歳以上の男女を想定したという。 |
■参考資料 |
「倉敷のアパレル各社、統一ブランド設立――高齢者も着やすい衣料」『日本経済新聞』2001年1月24日,朝刊,31面 |
その他
履きやすいおしゃれ靴(便利メモ)(2001年1月7日)
■いつ? |
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2001年1月頃 |
■どこで? |
全国 |
■誰が? |
株式会社ニチマン |
■何をした(する)? |
履きやすく、デザインの整ったリハビリシューズを販売した。 |
■なぜ? |
従来のリハビリシューズはオシャレとは言えないデザインのものが多く、「これで、結婚式に履いていける靴があればなぁ」と、悩みを聞くことが多かったから。 |
■どのように? |
・ビジネスシューズのようなデザインで、甲の高さを調節する面ファスナーは目立たない。フォーマルな席でも十分通用するだろう。 ・幅広に作っているが中で足がずれにくい足型、つまずきにくく滑りにくい靴底など、しっかり歩くための機能が盛り込まれている。 ・足の具合が悪い人だけではなく、誰もが利用できるよう配慮された靴として、UDの考え方で設計されたと考えられる。 |
■参考資料 |
「 |
■参考資料 |
「[ユニバーサル社会]人に優しいデザイン みんなで体験しよう」『日本経済新聞』2001年1月17日,朝刊,27面 |
あしたを紡ぐ(8)なくそう心のバリア――共生の道日常の中に(2001年1月7日)
■いつ? |
---|
1989年~ |
■どこで? |
東京都内 |
■誰が? |
今福義明氏(障害者団体「アクセス東京」代表) |
■何をした(する)? |
東京都内の駅のアクセス度調査をしている。 |
■なぜ? |
JRや私鉄を乗り継ぎ、使い勝手などをチェックし、その情報を仲間に伝えるため。 |
■どのように? |
・駅に段差解消に向けた取り組みは1980年代から本格化。2000年11月に交通バリアフリー法が施行され弾みがついた。 ・国土交通省によると、1日の乗降客数が5000人以上で高低差が5メートル以上ある駅のエレベーター設置率は2000年3月時点で38%、エスカレーターは62%だという。法律はこうした駅での2010年までの段差完全解消などを目指す。 ・身体障害者の場合、車椅子でエスカレーターを利用するときには逐一駅員に連絡する必要がある。その手間と時間。さらに、視線が集まる中での移動の気まずさも大きい。 ・ハードの整備。そして町での日常的に障害を持った人たちと接する機会があれば周囲の理解は深まると考えられる。 ・2001年1月7日の日本経済新聞の記事の中には、UDに関して「最近は障害の有無にかかわらず使い勝手がよいUDという概念が登場、住宅や商品開発などさまざまな分野で生かされている」という記述があった。 |
■参考資料 |
「あしたを紡ぐ(8)なくそう心のバリア――共生の道日常の中に」『日本経済新聞』2001年1月7日,朝刊,35面 |
ユニバーサルデザイン、文具シリーズ化、コクヨ、従来並み価格で――弱い力でOK。(2000年12月26日)
■いつ? |
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2000年12月末 |
■どこで? |
全国 |
■誰が? |
コクヨ株式会社 |
■何をした(する)? |
UDを取り入れた文具シリーズ全19品を発売する。 |
■なぜ? |
高齢者や障害者の使い勝手も考慮するため。 |
■どのように? |
・従来品よりも少ない力で紙をとじられるステープラーや、左利きの人でも使いやすいカッターナイフなど全19品目を発売。価格は大半の商品で同社従来品と同等に抑えた。 ・2000年12月26日の日本経済新聞の記事では、UDは「高齢者や障害者はもちろん、一般の人の使いやすさも追求する設計思想。」と表現されていた。 ・文具業界UDを取り入れた商品を本格展開するのは初めてだという。 ・商品ごとに特徴を記したパンフレットを作製して認知度を高めるとともに、独自に定めたUDを示すマークを商品に添えるという。 |
■参考資料 |
「ユニバーサルデザイン、文具シリーズ化、コクヨ、従来並み価格で――弱い力でOK。」『日本経済新聞』2000年12月26日,朝刊,17面 |
広がるユニバーサルデザイン人に優しく(4)ファッション多様に(終)(2000年12月16日)
■いつ? |
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2000年12月7日 |
■どこで? |
東京国際展示場 |
■誰が? |
日本ユニフォームセンター(NUC、東京都港区) |
■何をした(する)? |
UDの衣料品のショーを開催した。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・デザイナーズ・アンド・キャラクター(DC)ブランドの出身者など、11人のデザイナーが製作した70点のUDの衣料品のショーが開催された。 ・モデルにはシドニー・パラリンピック男子車椅子バスケットボールの佐々木勝也選手や元ミス・インターナショナル準日本代表で現在車椅子生活を送るエッセイスト、鈴木ひとみ氏らが特別出演をして花を添えたという。 ・作品に共通するのは、取り外し可能なポケットを衣服に付けたり、光反射素材を袖口につけるなど、機能性とデザイン性の両方を配慮した点だ。 ・2000年12月7日に行われたショーは、1999年12月に次ぐ2回目のショー。通産省が1兆円超と試算する、UDの衣料品市場という新たなマーケットにデザイナーも熱い視線を注ぎ始めた。 |
■参考資料 |
「広がるユニバーサルデザイン人に優しく(4)ファッション多様に(終)」『日本経済新聞』2000年12月16日,夕刊,2面 |