ロック付き缶切り(今週の衝動買い) 【大阪】(2001年11月20日)

■いつ?
2001年11月頃
■どこで?
東急ハンズ三宮店(兵庫県神戸市中央区)
■誰が?
株式会社東急ハンズ
■何をした(する)?
「ユニバーサルデザイン」売り場を設置した。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
針にシリコーンカバーをつけてけがを防ぐ画びょうや、形状記憶素材製で持ちやすい形にできるスプーンなど650点以上ある。その中のロック付き缶切り(2000円)は2本の取っ手で缶を挟み、ハンドルを回して切り進む、これは挟んだ缶がロックされるので力いっぱい取っ手をつかんでいる必要がない。手のひら全体で握れる大きなハンドルも、指先だけで回す従来品よりはるかに力がいらない。

カフェで交流、どなたでも 段差なし、車いす自由に 牛久 /茨城(2001年11月21日)

■いつ?
2001年11月頃
■どこで?
Hamona・Cafe(茨城県牛久市中央4丁目)
■誰が?
秦洋一、靖枝さん夫妻
■何をした(する)?
健常者と障害者が自由に交流できるバリアフリーのカフェレストラン「Hamona・Cafe」をオープンした。
■なぜ?
秦夫妻は「健常者と障害者が何げなく訪れ、食事やお茶を飲みながら、自然な交流が生まれる場所にしたい」と話している。
■どのように?
・同店は2階建てで、1階はレストラン、2階が多目的室。出入り口を含め、車いすで自由に出入りできるように段差はいっさいない。トイレやエレベーターも障害者用に作られている。店内は、本来60席のテーブルを配置できる広さだが、34席に抑えてゆとりを持たせ、幼児を寝かせるソファも置いたユニバーサルデザインの店。

・県立医療大学や茨城キリスト教大学の講師でもある靖枝さんにとっては「地域福祉論」の実践の場ともなった。

美波くらぶ 暮らしやすさ、服で応援(おらほの仲間:79)/岩手(2001年11月30日)

■いつ?
2000年6月
■どこで?
岩手県盛岡市
■誰が?
美波くらぶ
■何をした(する)?
美波くらぶを立ち上げた。
■なぜ?
着たいものがない。だったら自分たちで作ってしまおうと考えたから。
■どのように?
・どんな年代、体形の人でも着られるような、ユニバーサルデザインの衣服を提案していこう、と盛岡市内の主婦ら6人が立ち上げた。

・点滴がすぐできるようにそでが取り外しできるセーター、長さを調節できるスカート、車いす用にももの上にポケットがついているパンツ、金具が大きくて着脱しやすいネックレスなど。服やアクセサリーを、自分たちでデザインして作り、代表の加川映子さんのブティックで展示販売している。

・福祉施設を訪れ、ボランティアで高齢者向けのメーキャップ教室を開いたり、会員がモデルになってファッションショーをしたり。活躍している高齢者を取材して年2回会報を作り、講師を呼んでウオーキングレッスンを開くなど、会の活動は多彩。

・くらぶの名前は、「私も彼女も(Me、Her)」「好奇心おう盛に(ミーハー)」をかけている。

危険を歩いて発見・再認識 東伊豆町でユニバーサルウオーク/静岡(2001年12月04日)

■いつ?
2001年11月25日
■どこで?
静岡県東伊豆町
■誰が?
東伊豆町商工会
■何をした(する)?
ユニバーサルウオークを行った。
■なぜ?
年齢や性別、障害の有無を超えて、すべての人に抵抗のないデザイン「ユニバーサルデザイン」の理念を町づくりに生かすため。
■どのように?
・人々の自立と共生をめざす東京のNPO法人コミュニケーション・スクエア21(CS21)と町おこしグループの間でユニバーサルランの話が進み、試行錯誤の末、10月に成功させた。ユニバーサルデザインによる観光地づくりの考え方も同時に広まった。

・町商工会は今年から「ユニバーサルデザイン・バリアフリーのまちづくり」事業を始め、障害者と一緒に町をチェックするウオークが実現した。

・町立稲取中の中学生たちや老人クラブ連合会のお年寄りたち、CS21の会員と障害者、町商工会の青年部員と婦人部員ら約30人が集まり、伊豆稲取駅と温泉場の間約1・5キロを歩いた。車が行き交う駅周辺から商店街、静かな裏通りや広い海岸道路で危険個所や美点を改めて発見した。

・町商工会は町や議会、各種団体、住民らに呼び掛けて1月中旬、住民フォーラムを開き、これらの意見をたたき台にユニバーサルデザイン採用の町づくりに理解を深めてもらい、将来の施設整備につなげたい考え。

万人が着る服をショーで披露 静岡市 /静岡(2001年12月12日)

■いつ?
2001年12月11日
■どこで?
静岡県静岡市
■誰が?
静岡県朝日会
■何をした(する)?
年齢や障害などに関係なくだれもが着られるユニバーサルデザインの洋服を集めた「いきいきファッション&シネマショー」を開催した。
■なぜ?
ショーを企画した、見野孝子さん(介護福祉士)は「これをきっかけに、年齢などに関係なくだれもがファッションを楽しんでもらいたい」と語った。
■どのように?
ファッションショーのモデルは、県朝日会発行のタウン紙「さんらいふ」の読者30人。1~88歳の幅広い年齢のモデルが、ボタンや洋服のゆとりなどに工夫をこらし、脱ぎ着のしやすさなどを追求したデザインを披露した。