誰でもハスラー 神戸発ミニヤード人気 来月から定期大会 /兵庫(2004年02月14日)

■いつ?
2001年02月頃
■どこで?
兵庫県神戸市
■誰が?
鈴木清美さん(有限会社ノヴァ研究所社長)(考案),浅山三郎さん(日本ミニヤード協会会長)(講師)
■何をした(する)?
障害のある人もお年寄りも子どもも気軽に楽しめる「神戸ミニヤード」を考案。
■なぜ?
・世界に通用する商品を作りたいと事業を興し、どこでも誰でも遊べるものを考えていた時にミニヤードを思いついた。

・ユニバーサルデザインを推進する神戸市も、「ゲームを楽しみながら世代を越えて互いを認識し合う心が深まればと思う。ゲームとともにユニバーサルデザインの理念も神戸から広げていきたい」と期待を寄せる。

■どのように?
・直径85センチの円形の台の上で、バネで先端が飛び出す仕組みのキューを使い、直径約3センチのコイン状の木製平玉を突いて4カ所のポケットに入れるゲーム。台が回転式のため、車いすを使う人は座ったまま動かずにプレーできる。つまみ式レバーに触れるだけで玉を突けるため、手が不自由な人も小さな子どもも楽しめる。

・不定期に大会を企画したり、昨年末からはミニヤード新聞を発行したりして、普及活動を進めている。今では他県でも大会が開かれるまでになった。定期開催されることになったミニヤード大会は、毎月第1日曜の午後1時半から、高齢者の生涯学習施設や障害者の授産施設などがあるしあわせの村(神戸市北区)で行われる予定。

[がんばれ!NPO]楽居の会 住環境と福祉の懸け橋=千葉(2003年11月30日)

■いつ?
2003年11月中旬
■どこで?
千葉市の県教育会館
■誰が?
「楽居の会」のメンバー
■何をした(する)?
約250人のケアマネジャーを対象にした講習会が開かれた。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・大半を女性が占める参加者からの質問や悩みに同じ目線で応じる。

・「一般住宅はハウスメーカーが、公共の大きな建築は著名な建築家や事務所が手がけることが多い。女性建築士は何をしたらいいのだろう」――そんな気持ちから仲間7人で、「福祉住環境」の勉強を始めて5年。それぞれ個人事務所を持ちながら、「NPOの方が制約がなく、やりやすいこともある」と会を結成した。副代表3人のうちの1人、銚子市の滑川里美さんは「長く家にいるからこそ気づくデザインがあるはず」と話す。

・同じ副代表で船橋市の亀田和子さんは「障害者のハンデを取り除くだけではなく、これからはユニバーサルデザインというだれにでも優しい住空間づくりが当たり前になる」と語る。手が不自由でも、身長差が大きくても使えるように洗面台の高さが調節できたり、車いすのまま電源に届くように従来は床から25センチほどの高さにあるコンセントの位置を40センチに上げたりするなどがその例だ。

・介護する立場の意見を設計に反映させる会の活動への評価は、「ぜひ設計をお願いしたい」という依頼が舞い込むようになったことでわかる。

全国知事リレー講座 山口、徳島、青森、宮崎の4知事が登壇=特集(2003年12月2日)

■いつ?
2003年11月4日
■どこで?
立命館大学(京都市)
■誰が?
飯泉嘉門徳島県知事
■何をした(する)?
「全国知事リレー講座」でUD公共事業を進めると発言。
■なぜ?
高齢者人口が増え、障害者の社会参画も進むため。
■どのように?
・これからは高齢者人口が増え、障害者の社会参画も進む。この時代の流れを予測して、利用者の側に立った公共施設の整備をしていこうという観点。

・バリアフリー整備も進んでいるが、最初から障害者や高齢者が使えるように作っておけば無駄も省ける。情報通信の基盤整備も都市部と山間部の格差をなくすなど、様々な面で公共事業をユニバーサルデザインで進めようとしている。

[元気王国]町立香良洲小学校 障害、高齢者の疑似体験で大変さ知る=三重(2003年12月3日)

■いつ?
2003年12月頃
■どこで?
香良洲町
■誰が?
「バリアフリー香良洲」(木下美佐子代表)が、PTAと共同で開催。
■何をした(する)?
「子ども体験フェスティバル」を開いた。
■なぜ?
講演会や疑似体験を通じて障害者や高齢者の気持ちや不便さを知ってもらうため。
■どのように?
・盲導犬と生活している三重補助犬普及協会理事長の多賀輝宏さん(66)が、補助犬法が施行された十月以降も、入店やタクシーの乗車を断られた体験をもとに「盲導犬は私の一部。バリアフリーは制度や設備よりも、心の問題」などと話した。児童らは多賀さんの話に聞き入った。

・県肢体不自由者協会の倉田大輔さん(24)の指導で車いすバスケットのシュートに挑戦したり、高齢者疑似体験では、サポーターや視野が狭くなるゴーグル、おもりをつけ、校舎内を歩き、階段の上り下りなどの不便さを実感した。

・バリアフリー香良洲は、段差などの障害を取り除く「バリアフリー」と、すべての人が使いやすいように街や製品を設計する「ユニバーサルデザイン」のまちづくりを目指している。

車いす通学の大変さ痛感 別府大学通りで市議ら30人体験 /大分(2004年02月16日)

■いつ?
2004年02月15日
■どこで?
別府大学通り(大分県別府市)
■誰が?
米倉仁理事長(NPO法人自立支援センターおおいた),市職員や市議らと別府大の教授を含めて約30人
■何をした(する)?
車いすに乗って道路の段差など実態を体験する「バリアフリー探検」。
■なぜ?
車いす利用者らに動きやすい街になっているかをチェックする。
■どのように?
・1キロ余りを車いすで移動。道路や側溝の蓋(ふた)の段差、トイレが利用しやすい構造になっているかを調べた。

・市は来年度、バリアフリー基本構想をまとめる予定。