■いつ? |
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2003年12月頃 |
■どこで? |
横浜国立大学建築環境工学研究室 |
■誰が? |
福多佳子氏 |
■何をした(する)? |
高齢者と若い世代がともに快適に過ごせる照明を研究開発している。 |
■なぜ? |
高齢化が進み、多世代型の住宅が増えているから。 |
■どのように? |
・大学の研究室に十四種類の照明を用意。内装も二種類作って二十八パターンの部屋を再現し、平均七十二歳の高齢者と二十二歳の若年者二十人ずつに「好きか」「居間に適していると思うか」の二点を評価してもらった。
・その結果、クリーム色や木調の内装に間接照明を組み合わせたもの、青系統の内装に複数の白熱灯で開放感と落ち着きを持たせたものなど、五パターンが高く評価された。 ・高齢者の住まいについて情報発信しているインテリアデザイナーらの集まり「グループ・アグア」の市村倖子代表は「ユニバーサルデザインは建物や道具だけに当てはまるものではない。光の環境について、研究や開発を進めると同時に、一般の人たちに広く関心を持ってもらうことも大切」と話す。 |
その他
ネット業務で障害者自立 岡本悟氏(論談みえ) /三重)(2004年3月11日)
■いつ? |
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2002年8月頃 |
■どこで? |
アスト津(津市) |
■誰が? |
三重県 |
■何をした(する)? |
県の「IT(情報技術)を活用した障害者の自立支援策」の推進役として、産学官民の関係者によるプロジェクト「eふぉーらむ」(http://www.e-forum.jp/)を発足した。 |
■なぜ? |
・不況の中、障害のある社員が真っ先にリストラの対象になるなど障害者雇用が厳しい今、ITを活用した在宅ワーク実現を目指している。
・パソコンとインターネットができる環境があれば、時間や場所の制限もなく、双方向で情報のやり取りができるITは障害のある人にも、より幅広い「参加と自立」を実現する技術です。 ・障害がどれだけ重くても働きたいと思う気持ちがあれば、それをかなえる仕組みが必要です。障害者は庇護(ひご)されるべきであるという考えは見直されるべきです。 |
■どのように? |
・県や民間のウェブサイト制作やデータ入力などの仕事を受注し、障害のある在宅ワーカーに提供しています。
・仕事に必要なITスキル(技術)を習得する講習も行っています。 ・在宅ワーカーは64人。これまでに34件、延べ124人に仕事を紹介しました。 ・現在、発注の約85%を県が占めており、今後の課題は活動に広がりを持たせることです。 ・約1年半の活動で、今後「ユニバーサルデザイン」の考え方が普及すること、それ自体が活動の原動力になると考える。 |
[モバイル&ゲーム]骨伝道スピーカー内臓の携帯電話TS41/ツーカー(2004年1月6日)
■いつ? |
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2004年1月頃 |
■どこで? |
株式会社ツーカー(開発) |
■誰が? |
株式会社ツーカー |
■何をした(する)? |
骨伝導スピーカー内蔵の携帯電話TS41を発売。 |
■なぜ? |
騒音の大きい場所でも音が聞こえるようにするため。 |
■どのように? |
・音は耳の中から鼓膜を震わせ、耳小骨、内耳の蝸牛菅と伝わる。でも、頭の骨に振動を伝えてもちゃんと内耳へと音は届く。TS41はこの骨伝導スピーカーをボディーの外側へ組み込んだ。
・騒音の大きい場所でも人差し指で耳をふさぎ、ボディーをほお骨に軽く押し当てれば綺麗に音が聞こえる。着信時、中を開くことなくそのまま話せるので、静かな場所でのしようも便利。 ・骨伝導は耳が遠いお年寄りの聴覚補助器具によく使われるが、TS41は屋外での通話が多いビジネスマンをターゲットにしている。 ・店頭販売価格は1万円前後 |
車いすと視覚障害者、双方に配慮のブロック開発/東京・板橋区(2004年1月12日)
■いつ? |
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2004年1月11日 |
■どこで? |
記載なし。 |
■誰が? |
板橋区など |
■何をした(する)? |
車いす利用者と視覚障害者双方に配慮した新型歩道ブロックを開発。 |
■なぜ? |
段差があると車いすが大変だが、段差がないと視覚障害者が大変になるため。 |
■どのように? |
・新型歩道ブロックの体験会が開かれた。横断歩道と歩道の間の段差を無くさず、さらに車いす利用者にも便利なようにと、一部スロープを設けたのが特徴。
・板橋区は区内のコンクリートブロック製造会社と連携して「板橋区型UDブロック」を製品化した。 ・新ブロックには車いすが通りやすいように、幅26センチのスロープを設け、スロープ部分には突起状の滑り止めも施した。 |
暮らしの処方箋、時代の道案内 新紙面特集<お知らせ>)(2004年3月11日)
■いつ? |
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2004年03月頃 |
■どこで? |
朝日新聞新紙面 |
■誰が? |
朝日新聞社株式会社 |
■何をした(する)? |
生活にかかわる様々な話題を取りあげてきた家庭面とくらし面が、新しく生活面に生まれ変わる。 |
■なぜ? |
分かりやすく、役に立つ暮らしの処方箋(しょほうせん)をめざして。 |
■どのように? |
・【生活1面】暮らしをめぐるフレッシュなニュースを扱います。衣食住に関する出来事や、家族、ライフスタイルについての話題、体や心のトラブル、消費者問題など幅広い分野のニュースを発信します。また、介護や年金など、私たちの生活に深くかかわる制度についても、生活者の視点で取り組みます。
・【生活2面】日替わりメニューでお届けします。テーマは、こども・元気・安心・お金・しごと・読者・彩時記の七つ。 ・生活2面で、毎週水曜日に安心を手に入れるための情報として、ユニバーサルデザインの商品紹介などをします。 |