■いつ? |
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2004年4月頃 |
■どこで? |
全国 |
■誰が? |
明治製菓株式会社,国分株式会社,旭松食品株式会社,味の素株式会社 |
■何をした(する)? |
食品包装の改良に取り組んでいる。 |
■なぜ? |
UDの考え方が業界内に急速に浸透したから。 |
■どのように? |
・2004年4月23日当時、明治製菓が地域限定で試作的に発売していたスナック菓子「カールカリット」の袋は上部のテープの端を横に引っ張るだけで簡単に開封できるという、それまでになかったデザイン。「テーブルの上に立つので、食べやすい」と評判だという。 ・2004年までの数年の間に食品包装の改良や工夫は、盛んになってきたという。「廃棄しやすさ」も重視され始めたという。味の素はボトルの底に縦にみぞを入れたサラダ油を発売している。使用後に手で簡単にボトルを押しつぶすことができ、ゴミ減量につながる配慮だ。 ・大日本印刷・包装総合開発センターの一岡幹朗さんは「当初は福祉の発想からスタートしました。今では誰でも使いやすい形(ユニバーサルデザイン)にと考え方も変わってきて、業界内に急速に浸透した」と言う。 第一生命経済研究所・副主任研究員の水野映子(えいこ)さんは「企業側は包装に工夫をし始めている。消費者にももっと関心を持ってもらいたい。身近な商品に目を向け、不便なところを企業に伝えていけば、もっと包装は変わると思います」と話す。 |
■参考資料 |
「開けやすい・漏れない・捨てやすい 食品の包装、便利に進化」『読売新聞』2004年4月23日,朝刊,23面 |
その他
視覚障害者も利用できるHP 文字データ読み上げソフトで理解 河西さんに聞く(2004年4月24日)
■いつ? |
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2004年4月頃 |
■どこで? |
大阪府和泉市 |
■誰が? |
河西弘雄氏(イズミネットワークサービス代表) |
■何をした(する)? |
ホームページのユニバーサルデザインについての意見、改善案を提示した。 |
■なぜ? |
目の不自由な人たちにとっての利用しやすいホームページが少ないから。 |
■どのように? |
・全盲の人がパソコンを利用するときは一般的に入力はキーボードで、マウスは使わない。画面を見ることは出来ないので、画面上の文字データを読み上げるソフトを利用して、耳で内容を理解する。つまり、写真やイラストなどの画像データは読んでもらえないため、理解できない。
・河西さんが指摘した困ることは、ある自治体のホームページから相談窓口の一覧を表示した画面だった。法律相談や介護相談の日程や担当課の連絡先が並ぶ表はすべて文字が書かれている。しかし、データとしては写真と同じで、画像として扱われている。パンフレットなどをスキャンしただけのものなので当然、読み上げソフトでは書かれている内容を認識できない。重要な情報を知らせるページに、文字が”画像”として登録されているページは意外に多い。 ・施設の行き方や交通案内などを略図を載せているところが目立つが、目の不自由な人には、全く認識できない。電話で相手に道順を説明するような文章で記述する必要があるという。例えば、国際障害者交流センター「ビック・アイ」(大阪府堺市)のホームページには、最寄の駅からの道順が「コンコースを上がり改札を出ます」「すぐに右折」というように、順を追って説明されている。車いす利用者のために、どこでエレベーターに乗ればよいのかの解説も付く。 ・弱視の人にとって小さな文字は読みにくいし、白地に黒字の画面では文字がかすんでしまう。見やすいのは黒地に白か黄色の文字だという。コープこうべ(神戸市東難区)の共同購入注文ページには、読み上げソフト対応のコーナーがあり、クリックひとつで文字がふた回りほど大きく、黒地に黄色字の画面に切り替わる仕組みになっている。障害を持つ組合員らからの意見を参考に作った。 |
■参考資料 |
「視覚障害者も利用できるHP 文字データ読み上げソフトで理解 河西さんに聞く」『日本経済新聞』2004年4月24日,朝刊,24面 |
東北初の「ユニバーサルタクシー」発進!! 弘前の会社がきょうから運行=青森(2004年4月24日)
■いつ? |
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2004年4月24日 |
■どこで? |
青森県弘前市 |
■誰が? |
北星交通株式会社 |
■何をした(する)? |
UDタクシーの運行を開始。 |
■なぜ? |
北星交通株式会社では「バリアフリータクシー」も運行しているが利用勝手が悪かったため。 |
■どのように? |
・UDを用いたタクシーの導入は、東北地方で初めてだという。「UDタクシー」の特徴は、車両後部にスロープを取り付けることが出来、車いすでも簡単に乗り入れが可能な点。乗車後も車内に取り付けられているバンドで車いすを固定することができるため、揺れにくいという。 ・車両は定員5人(車いす利用時は4人)のレジャー用多目的車(RV)を採用。普通のタクシーより車内が広いため、福祉用途から観光目的まで、幅広い客のニーズにも応じられるという。 ・「バリアフリータクシー」は初乗り料金が一般タクシーより高く、予約制のため利用勝手が悪い。「UDタクシー」の初乗り料金は一般タクシーと同じ580円。また、”流し”で24時間運行する。 |
■参考資料 |
「ユニバーサルタクシー」発進!! 弘前の会社がきょうから運行=青森」『日本経済新聞』2004年4月24日 |
「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集。(2001年9月13日)
■いつ? |
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2001年10月17日(水) 午後1時半―5時半 |
■どこで? |
日経ホール(東京・大手町) |
■誰が? |
株式会社日本経済新聞社,ユニバーサルデザインフォーラム(UDF) |
■何をした(する)? |
「顧客満足を勝ち取る経営課題としてのユニバーサルデザイン」をテーマに企業経営とユニバーサルデザインに関するセミナーを開催する。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・基調講演「経営の原点としてのユニバーサルデザイン」黒須正明メディア教育開発センター教授。 ・特別講演「企業価値向上のためのユニバーサルデザイン」立石信雄オムロン会長。 ・パネル討論(コクヨ株式会社,シチズン時計株式会社,松下電器株式会社)ほか。 ・受講料1万円(税込み・事前申し込み制)。 ・申し込みはhttp://www.universal-design.gr.jp/forum/まで。申し込み締め切りは2001年10月5日、先着250人まで。 ・問い合わせはUDマネジメントセミナー事務局(TEL03・5148・3611)まで。 |
■参考資料 |
「「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集」『日本経済新聞』2001年9月13日,朝刊,13面 |
日経UDビジネスフォーラムスペシャル(2003年11月4日,2003年10月27日,2003年10月9日)
■いつ? |
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2003年11月10日(月) 午後1時半―午後5時10分 |
■どこで? |
日経ホール(東京・大手町) |
■誰が? |
株式会社日本経済新聞社(主催)、株式会社テレビ東京、株式会社BSジャパン、株式会社日経BP(後援)、ユニバーサルデザインフォーラム(UDF)(協力)、トヨタ自動車株式会社(特別協賛)、松下電工株式会社(現・パナソニック電工株式会社)、富士ゼロックス株式会社、コクヨ株式会社(協賛) |
■何をした(する)? |
シンポジウム「ユーザーとの共創-ユニバーサルデザイン(UD)がブランドを強くする」を開催。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・基調講演=小松原明哲(金沢工業大学教授)。 ・パネル討論=第1部「ユニバーサルコンセプトによる製品開発」,第2部「ユニバーサルデザイントと開発マネジメント」。 ・申し込み 『日経UDBFスペシャル』事務局(FAX03・5457・3260、メールudbf-s@m-cross.com)へ。10月31日(金)必着、抽選で500人に参加証を送付。無料。 ・問い合わせは『日経UDBFスペシャル』事務局(TEL03・5458・6108)まで。 |
■参考資料 |
「日経UDビジネスフォーラムスペシャル」『日本経済新聞』2003年11月4日,2003年10月27日,朝刊, 13面,2003年10月9日,朝刊,15面 |