「日経UD」発刊、ユニバーサルデザインで新市場を拓く(2001年10月18日)

■いつ?
2001年11月13日
■どこで?
全国
■誰が?
日経事業出版社
■何をした(する)?
企業のUDへの最先端の取り組みを紹介する「日経UD」を発刊する。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・2001年10月18日の日本経済新聞の記事にはUDに関して、「UDとは『年齢や性別、障害の有無にかかわらず、できるだけ多くの人が使いやすい商品、サービス、住居、施設の提供をめざす』という考え方です。」という記述があった。
・『日経UD』では、産業界や自治体の指針となるUD商品・サービス開発の先端的なケーススタディを取り上げる。
・A4版変形で本体価格1400円(消費税、送料別)、直販。
・問い合わせ・申し込みは、日経事業出版社(TEL03・5256・4982 FAX03・5256・6925、http://www.nikkei-js.co.jp/2002ud/ 、〒101-0048東京都千代田区神田司町2-8-4)まで。
■参考資料
「「日経UD」発刊、ユニバーサルデザインで新市場を拓く」『日本経済新聞』2001年10月18日,朝刊,38面

ユニバーサルデザイン商品の市場規模――人に優しい商品輪広がる(DATAアイ)(2001年10月12日)

■いつ?
2001年10月頃
■どこで?
記載なし。
■誰が?
経済産業省の外郭団体、共用品推進機構
■何をした(する)?
1999年度のUD商品の市場規模を1兆8548億円と概算した。
■なぜ?
高齢化が進んでいるため。
■どのように?
・1999年度の市場規模は、1995年度の3.8倍に膨らんだ。市場規模は96年度に1兆円を突破し、その後も年平均20%強の勢いで伸びている。
・UD商品は片手で開閉できる容器、大きな文字入り腕時計など多様で、1999年には腰を掛けて出入りできる浴槽、側面に出し入れをつけた洗濯機など住宅設備や家電の分野で商品が大幅に増えた。
・メーカー70社のUD製品への参入理由は、24社が「マーケット拡大」、17社が「社会貢献活動の一環」、12社が「顧客からのクレームや要望への対応」という結果だった。
・2001年10月12日の日本経済新聞の記事によると、高齢化に伴って市場は2001年以降も成長する見通しで、共用品推進機構は2025年度には約16兆円のマーケットが形成されるとみている。
・2001年10月21日の日本経済新聞の記事ではUDは、「高齢者や身体障害者が無理なく使いこなせるだけでなく、健常者にとっても便利――。」と表現されていた。
■参考資料
「ユニバーサルデザイン商品の市場規模――人に優しい商品輪広がる(DATAアイ)」『日本経済新聞』2001年10月12日,夕刊,5面

井崎孝映さん――民間の女性起業家支援プログラムで大賞を受賞(スポットライト)(2001年10月12日)

■いつ?
2001年10月頃
■どこで?
記載なし。
■誰が?
井崎考映(ゆきえ)氏
■何をした(する)?
トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京・大田)が企画した「女性起業家支援プログラム」に応募し、大賞を受賞した。
■なぜ?
「多くの高齢者や障害者に服を着ることの楽しさを伝えたい」という思いを実現するため。
■どのように?
・213人の応募者の中から井崎氏は大賞に選ばれ、賞金1000万円を獲得した。
・女優業の傍らアパレル会社のバイヤーの仕事を始めた。その後、滞在先の香港から帰国し、デザイナーへの転職を目指した。父の勧めで始めたボランティア活動で脳性マヒの男性からワイシャツ作りを頼まれ、そこでUDと出会い、障害者や高齢者の着る服に興味を持ったという。以来7年間、ボランティアや講演会の場で障害者や高齢者に普段着る服の不自由な点をなどを尋ねた。
・2000年、個人ブランド「ブーランプラウ」を設立。日本各地で開催したファッションショーで障害者をモデルに起用し注目された。
・店を構えることを目標に据えた矢先、トリンプの起業家支援プログラムを知り、応募したとのこと。賞金はUDの洋服を扱う店の開業資金に充てる予定だという。
・店舗探しはこれからで、「販売や縫製スタッフに障害者らを雇用したい。」と伊崎氏は語る。
■参考資料
「井崎孝映さん――民間の女性起業家支援プログラムで大賞を受賞(スポットライト)」『日本経済新聞』2001年10月12日,夕刊,15面

「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集(2001年9月13日)

■いつ?
2001年10月17日水曜日午後1時半~5時半。
■どこで?
日経ホール(東京・大手町)
■誰が?
株式会社日本経済新聞社、UDフォーラム(共催)
■何をした(する)?
「顧客満足を勝ち取る経営課題としてのUD」をテーマに企業経営とUDに関するセミナーを開催する。

■なぜ?
・記載なし。

■どのように?
・プログラムは、基調講演「経営原点としてのUD」黒須正明氏(メディア教育開発センター教授)、特別講演「企業価値向上のためのUD」立石信雄氏(オムロン株式会社会長)の講演、コクヨ株式会社、シチズン時計株式会社、松下電器産業株式会社のパネル討論など。
・受講料は1万円(税込み、事前申し込み制)で、申し込みは2001年10月5日までにhttp://universal-design.gr.jp/foru m/まで。
・問い合わせはUDマネジメントセミナー(03・5148・3611)まで。

■参考資料
「「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集」『日本経済新聞』2001年9月13日,朝刊,13面

ユニバーサルデザイン商品、使いやすくてヒット――進む高齢化、市場急拡大(2001年8月25日)

■いつ?
2000年末
■どこで?
全国
■誰が?
文具各社,住宅関連メーカー
■何をした(する)?
UD文具の開発,UD住宅商品の定番化、シリーズ化を進める。
■なぜ?
多様な使い手に柔軟に対応した商品開発・改良が本格化してきたため。
■どのように?
・文具業界ではコクヨがいち早くUD商品のシリーズ化に乗り出したという。レバーをテコにして従来の半分の力で紙をとじることができるホチキス「ステープラー」(希望小売価格700円)や、指が痛まないよう配慮した書類とじ「レバーファイルEZ」(360円)が2001年当時、早くも売れ筋になっている。
・日用品や玩具でも、注ぎ口を左右につけて聞き手がどちらでも注ぎやすい「アルミミルクパン」(良品計画、1200円)やカードの4隅に数字を入れ、左利きの人でも不自由しない「トランプ」(ニチュー、600円)などが店頭に並びだした。
・住宅関連メーカーは高齢者・障害者目向けの特別仕様製品を定番シリーズ化し始めている。TOTOは新ブランド「楽&楽計画」を立ち上げ、車椅子でも簡単に開けられる引き戸など13品目を投入した。
・トステムもテコの原理を働かせ、サッシ障子の開け閉めにに要する力を従来の半分で済むようにした「アシスト把手付きサッシ」(5万6300円)を商品化。
・2001年8月25日の日本経済新聞の記事には、「財団法人共用品推進機構によると、UD商品の1999年度の市場規模(国内出荷額)は1兆8548億円。前年度比26%と大幅に伸びた。経済産業省が主催するUD懇親会では高齢化が進むなか2025年度には少なくとも16兆円規模になると予測している。」という記載があった。
■参考資料
「ユニバーサルデザイン商品、使いやすくてヒット――進む高齢化、市場急拡大」『日本経済新聞』2001年8月25日,夕刊,1面