■いつ? |
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2000年6月初め |
■どこで? |
富山県高岡市 |
■誰が? |
富山県の外郭団体、「富山県総合デザインセンター」 |
■何をした(する)? |
国や県、市町村民間企業などの有識者を招いたシンポジウムを計画している。 |
■なぜ? |
地元企業に対するUDの普及啓発のため。 |
■どのように? |
・日本では、1999年3月に「ユニバーサルファッション協会」(事務局・東京)が発足し、機能や着心地、デザイン性などの基準を設け、2000年春から専用のマークを製品につけている。
・富山県は新年度予算にデザイン振興基金として約百万円を計上した。 ・2000年3月には、富山県の繊維業者約百社が加盟する県繊維協会が、富山県高岡市内で「ユニバーサルファッションビジネスの可能性」をテーマに講演会を開いた。 ・県総合デザインセンターの黒木靖夫所長はUDについて「行政だけが理解していても仕方がない。多くの人が興味を持ってくれることが大切だ」と、協力を呼びかけているが、大手アルミ製品メーカーやスポーツ用品販売メーカーなどの企業側の反応はいま一つである。 ・その理由として、(UDについては)「対象範囲が広く、市場に売り出すのが難しい」や「採算の見通しが立たない」などがあげられた。 ・約200人のデザイナーが加盟する社団法人富山県デザイン協会は「バリアフリーと違って定義が難しく、県内には手がけるデザイナーも少ない。(UDの)定着には時間がかかりそうだ」と話している。 ・2000年4月16日の朝日新聞で、UDは「例えば、そでをゆったり取ったセーターや、はじめから車いすに座った姿勢でデザインされたズボンなどで、「すべての生活者に適合するデザイン」と定義される。衣服だけでなく、建物や小物など様々な分野に定着しつつある」と伝えられている。 |
イベント・セミナー・講演・展示会・シンポジウムなど
インテリジェントデザイン講座の来年度受講生募る 鯖江市=福井(2004年2月25日)
■いつ? |
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2004年3月22日まで |
■どこで? |
福井県鯖江市 |
■誰が? |
鯖江市ユニバーサルデザイン課 |
■何をした(する)? |
2005年度の市立インテリジェントデザイン講座(SSID)の受講生を募集。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・メガネや繊維、漆器、広告など、産業界の一線で活躍するデザイナーの養成を目指し、デッサンの基本的表現や色彩演習、コンピューター演習、修了製作などを行う。チーフ講師は、川崎和男・名古屋市立大大学院教授。 ・会場は鯖江市のめがね会館。原則として毎週土曜の午後7時から10時まで。 ・受講料は年間18万円。定員25人。 ・応募・問い合わせは、鯖江市ユニバーサルデザイン課(0778・53・2204)まで。 |
■参考資料 |
「インテリジェントデザイン講座の来年度受講生募る 鯖江市=福井」『読売新聞』2004年2月25日,朝刊,32面 |
[ユニバーサル社会]ドコモ丸の内 段差解消、誘導路・・・気配り細かく(2004年2月27日)
■いつ? |
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2004年2月頃 |
■どこで? |
ドコモショップ丸の内店(東京・有楽町) |
■誰が? |
株式会社NTTドコモ、設計事務所アークポイント |
■何をした(する)? |
UDの考え方を取り入れて作られた「ドコモ・ハーティプラザ」を、東京・有楽町のドコモショップ丸の内店内にオープンした。 |
■なぜ? |
年齢や障害の有無に関係なくだれもが利用しやすい施設・サービスを目指すため。 |
■どのように? |
・設置に当たって、障害を持つ人やUDの専門家からも意見を聞いた。 ・店内はすべての段差を解消。視覚障害者のための誘導路も凹凸がないものを採用した。カウンターと展示台は、車いすでもひざが奥まで入るデザイン。車いす対応のトイレには簡易ベッドがあり、赤ちゃんのおむつ交換もできる。店舗入り口に近づくと、センサーが感知しスピーカーから「ドコモショップ丸の内店です」と流れる。 ・ソフト面では「ゆっくり相談カウンター」を設置。他の客に気兼ねすることなく、時間をかけて相談ができるようにした。手話ができるスタッフも3人常駐。車いす利用者や視覚障害者は事前に予約すれば、最寄の駅と店舗の間の送迎サービスも受けられる。 ・設計にかかわった設計事務所「アークポイント」の寺島薫代表は「キーワードは『ゆっくり、ゆったり、丁寧に』。だれにとっても、使いよく美しいことを心がけた」と話している。 ・NTTドコモではこのほか、受付カウンターなど店舗の一部をバリアフリー化(障害除去)した「ハーティーコーナー」を13店で展開しており、2004年3月末には53店舗に拡大することにしている。 |
■参考資料 |
「[ユニバーサル社会]ドコモ丸の内 段差解消、誘導路・・・気配り細かく」『読売新聞』2004年2月27日,夕刊,18面 |
食品パック容器のふた 開けやすさ考えよう 高齢者向け試作品展示(2004年3月9日)
■いつ? |
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2004年3月30日まで |
■どこで? |
アジア太平洋トレードセンター(ATC)のITM棟11階(大阪市住之江区) |
■誰が? |
「エイジレスプランニングネットワーク」(大阪市) |
■何をした(する)? |
食品のパックやプラスチック容器のふたなど、高齢者にとっての「開けやすさ」について考える展示会を開催し、約300点の商品チェックや試作で開けやすさを検討した。 |
■なぜ? |
加齢により指でつまむ力が衰えていくため、日常生活でストレスを感じている高齢者が多いと考えたため。 |
■どのように? |
・50―70歳代の女性デザイナーらによる「エイジレスプランニングネットワーク」が企画した展示会。 ・今回の調査で例えば、コンビニやスーパーで販売されている弁当や惣菜、刺身の容器。ふたを外す際、突き出した”ベロ”の部分が短いと開けにくい。試した結果、ベロの面積が2×2.5センチあれば、容易に開けられることがわかった。 ・ねじって外すふたは、親指の幅以上の高さ(約2センチ)が必要。表面の凹凸やギザギザも欠かせない。また、内部の食品が乾燥しないよう、何度も開け閉めできるファスナー付きの袋は、最上部とファスナーの幅が狭いと開閉しづらい。1センチ以上の幅が必要だ。 ・ペットボトルやプルトップ缶を開けやすくするグッズなども展示。2004年3月30日まで。入場料は無料。 |
■参考資料 |
「食品パック容器のふた 開けやすさ考えよう 高齢者向け試作品展示」『読売新聞』2004年3月9日,朝刊,21面 |
「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集。(2001年9月13日)
■いつ? |
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2001年10月17日(水) 午後1時半―5時半 |
■どこで? |
日経ホール(東京・大手町) |
■誰が? |
株式会社日本経済新聞社,ユニバーサルデザインフォーラム(UDF) |
■何をした(する)? |
「顧客満足を勝ち取る経営課題としてのユニバーサルデザイン」をテーマに企業経営とユニバーサルデザインに関するセミナーを開催する。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・基調講演「経営の原点としてのユニバーサルデザイン」黒須正明メディア教育開発センター教授。 ・特別講演「企業価値向上のためのユニバーサルデザイン」立石信雄オムロン会長。 ・パネル討論(コクヨ株式会社,シチズン時計株式会社,松下電器株式会社)ほか。 ・受講料1万円(税込み・事前申し込み制)。 ・申し込みはhttp://www.universal-design.gr.jp/forum/まで。申し込み締め切りは2001年10月5日、先着250人まで。 ・問い合わせはUDマネジメントセミナー事務局(TEL03・5148・3611)まで。 |
■参考資料 |
「「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集」『日本経済新聞』2001年9月13日,朝刊,13面 |