聴覚障害者に使える家電を――音の案内、光や振動にかえて…、メーカー交えて勉強会(2002年7月14日)

■いつ?
2002年7月31日 午後1時~
■どこで?
東京都生協連会館(東京都中野区)
■誰が?
中園秀喜さん(会社役員)、松森果林さん(フリーライター)、石田裕之さん(会社員)ら聴覚障害の人たち
■何をした(する)?
聴覚障害者にやさしい製品を考える勉強会を開いた。
■なぜ?
家電製品における聴覚障害者向けのバリアフリー対応が遅れているという実態から。
■どのように?
・勉強会には家電メーカーや経済産業省の担当者らも参加し、障害者や耳の遠くなったお年寄りらに使いやすい製品づくりを話し合う。
・メーカーでつくる家電製品協会(東京)は「ユニバーサルデザイン配慮家電製品リスト」を毎年作成しているが、視覚障害者や身体障害者、高齢者に配慮した製品が大半であるという。
・洗濯機や炊飯器では、作業の節目をチャイムや音で知らせてくれるタイプが多いが、聴覚障害者には聞こえない。掃除機はコンセントが外れても気づかない。ファックスを使う場合、「番号が変わりました」「この番号は使われていません」といったNTTの音声案内がそのまま流れるだけでは、何で送信できないのかがわからない。
・勉強会では、聴覚障害者から集めた不便さの実例も紹介し、「光や振動で合図して」「音声ガイドをディスプレイ表示に」などの改善策を提案する。経済産業省や家電製品協会の担当者が講演を行う。
・障害者向けの機器開発の委託や助成を行っている経産省の医療・福祉機器産業室は「これまでの障害者から直接話を聞く機会が少なく、ニーズを必ずしも把握せず先入観で開発している部分があった。話を聞いて勉強したい。」と話している。
■参考資料
「聴覚障害者に使える家電を――音の案内、光や振動にかえて…、メーカー交えて勉強会」『日本経済新聞』2002年7月14日,朝刊,39面

改装・改修の最新技術、一堂に、他(見どころ聞きどころ)(2002年6月24日)

■いつ?
2002年6月26日~28日
■どこで?
東京ビッグサイト(東京都江東区)
■誰が?
住宅・建築の改装や改修に関連するメーカーなど約134社・団体
■何をした(する)?
環境・安全・UDをテーマにした「第8回建築リフォーム&リニューアル展」を開催した。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・集まった約134社・団体のそれぞれの最新技術を紹介する。
・企業のほか、鈴木エドワード氏ら有名建築家による特別展示も行う。
・会期中にはマンション改修をテーマとした寸劇・セミナーなどのイベントもある。
・入場料は大人1000円、学生500円。
・問い合わせは第8回建築リフォーム&リニューアル展事務局(03・3228・340)まで。
■参考資料
「改装・改修の最新技術、一堂に、他(見どころ聞きどころ)」『日本経済新聞』2002年6月24日,朝刊,5面

茨城・笠間焼、不況でも元気――若者呼び込み、個性を競う(新地域産業)(2002年3月11日)

■いつ?
2002年3月5日
■どこで?
茨城県リハビリテーションセンター(友部町)
■誰が?
茨城県工業技術センター窯業指導所(笹間市)の「笠間焼商品開発研究会」
■何をした(する)?
笹間焼のUD食器の使い勝手を試す試食会を行った。
■なぜ?
身障者や高齢者など誰でも使いやすいUD食器を考案するため。
■どのように?
・「笠間焼商品開発研究会」は、2001年6月に茨城県工業技術センター窯業指導所が事務局となり発足した。2001年3月当時、メンバーは医療関係を含めて24人だったという。
・試食会では、表面に櫛目をつけて滑りにくくした茶碗、手前が低くすくいやすいスープ碗、取っ手に4本の指が入り持ちやすくしたカップなどが並んだ。
・土の性質などから大量生産に向かず、笠間焼から技法が伝わった益子焼より知名度や規模は劣るが、個々の注文にきめ細かく対応できるという利点もある。茨城県工業技術センター窯業指導所の尾形尚子さんは「笠間焼は大量生産型でないので、個々の注文にきめ細かく応えて制作できる。お客は個性にあった食器を使える」と語る。
■参考資料
「 茨城・笠間焼、不況でも元気――若者呼び込み、個性を競う(新地域産業)」『日本経済新聞』2002年3月11日,朝刊,16面

街づくり・流通ルネサンス、JAPANSHOPなど開幕(2002年3月5日)

■いつ?
2002年3月5日~8日
■どこで?
東京国際展示場「東京ビックサイト」(東京都江東区)
■誰が?
株式会社日本経済新聞社,財団法人店舗システム協会(主催)
■何をした(する)?
第31回店舗総合見本市「JAPAN SHOP2002」など4展を開催する。
■なぜ?
デフレが進行する苦しい環境の中で、UDやネット社会における店舗づくりなど、時代に対応した店づくりを提案するため。
■どのように?
・「街づくり・流通・ルネサンス」の総称のもと、「JAPAN SHOP」「建築・建材店」「RETAILTECH JAPAN」「SECURITY SHOW」のほか、特別企画として「IC CARD WORLD」、6日からは「フランチャイズ・ショー&ビジネス・エキスポ」も加わり、合計6つのイベントが同時開催となる。
・出展社数は全体で901社。
・8日までの期間中、約17万人の入場者を見込んでいる。
■参考資料
「街づくり・流通ルネサンス、JAPANSHOPなど開幕」『日本経済新聞』2002年3月5日,夕
刊,1面

「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集(2001年9月13日)

■いつ?
2001年10月17日水曜日午後1時半~5時半。
■どこで?
日経ホール(東京・大手町)
■誰が?
株式会社日本経済新聞社、UDフォーラム(共催)
■何をした(する)?
「顧客満足を勝ち取る経営課題としてのUD」をテーマに企業経営とUDに関するセミナーを開催する。

■なぜ?
・記載なし。

■どのように?
・プログラムは、基調講演「経営原点としてのUD」黒須正明氏(メディア教育開発センター教授)、特別講演「企業価値向上のためのUD」立石信雄氏(オムロン株式会社会長)の講演、コクヨ株式会社、シチズン時計株式会社、松下電器産業株式会社のパネル討論など。
・受講料は1万円(税込み、事前申し込み制)で、申し込みは2001年10月5日までにhttp://universal-design.gr.jp/foru m/まで。
・問い合わせはUDマネジメントセミナー(03・5148・3611)まで。

■参考資料
「「日経UDマネジメントセミナー」受講者を募集」『日本経済新聞』2001年9月13日,朝刊,13面