■いつ? |
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2002年4月頃 |
■どこで? |
全国 |
■誰が? |
株式会社内田洋行 |
■何をした(する)? |
学校教育機器や備品など300種類をUD製品にして販売を開始した。 |
■なぜ? |
休日などに学校を開放した場合でも高齢者など地域住民も使いやすいようにするため。 |
■どのように? |
・UD研究科の鴨志田厚子氏の監修を受け、同社独自の基準を策定して商品にしたもので、学校教育向けでのUD対応製品は珍しい。 ・対象となる備品はランチテーブルや跳び箱など。 ・2002年4月5日の日本経済新聞の記事によると、株式会社内田洋行は2002年以降、自社の情報機器製品などへもUDを採用するという。 |
■参考資料 |
「内田洋行、教育向け機器もUD対応」『日本経済新聞』2002年4月5日,朝刊,15面 |
日経新聞
茨城・笠間焼、不況でも元気――若者呼び込み、個性を競う(新地域産業)(2002年3月11日)
■いつ? |
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2002年3月5日 |
■どこで? |
茨城県リハビリテーションセンター(友部町) |
■誰が? |
茨城県工業技術センター窯業指導所(笹間市)の「笠間焼商品開発研究会」 |
■何をした(する)? |
笹間焼のUD食器の使い勝手を試す試食会を行った。 |
■なぜ? |
身障者や高齢者など誰でも使いやすいUD食器を考案するため。 |
■どのように? |
・「笠間焼商品開発研究会」は、2001年6月に茨城県工業技術センター窯業指導所が事務局となり発足した。2001年3月当時、メンバーは医療関係を含めて24人だったという。 ・試食会では、表面に櫛目をつけて滑りにくくした茶碗、手前が低くすくいやすいスープ碗、取っ手に4本の指が入り持ちやすくしたカップなどが並んだ。 ・土の性質などから大量生産に向かず、笠間焼から技法が伝わった益子焼より知名度や規模は劣るが、個々の注文にきめ細かく対応できるという利点もある。茨城県工業技術センター窯業指導所の尾形尚子さんは「笠間焼は大量生産型でないので、個々の注文にきめ細かく応えて制作できる。お客は個性にあった食器を使える」と語る。 |
■参考資料 |
「 茨城・笠間焼、不況でも元気――若者呼び込み、個性を競う(新地域産業)」『日本経済新聞』2002年3月11日,朝刊,16面 |
街づくり・流通ルネサンス、JAPANSHOPなど開幕(2002年3月5日)
■いつ? |
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2002年3月5日~8日 |
■どこで? |
東京国際展示場「東京ビックサイト」(東京都江東区) |
■誰が? |
株式会社日本経済新聞社,財団法人店舗システム協会(主催) |
■何をした(する)? |
第31回店舗総合見本市「JAPAN SHOP2002」など4展を開催する。 |
■なぜ? |
デフレが進行する苦しい環境の中で、UDやネット社会における店舗づくりなど、時代に対応した店づくりを提案するため。 |
■どのように? |
・「街づくり・流通・ルネサンス」の総称のもと、「JAPAN SHOP」「建築・建材店」「RETAILTECH JAPAN」「SECURITY SHOW」のほか、特別企画として「IC CARD WORLD」、6日からは「フランチャイズ・ショー&ビジネス・エキスポ」も加わり、合計6つのイベントが同時開催となる。 ・出展社数は全体で901社。 ・8日までの期間中、約17万人の入場者を見込んでいる。 |
■参考資料 |
「街づくり・流通ルネサンス、JAPANSHOPなど開幕」『日本経済新聞』2002年3月5日,夕 刊,1面 |
都道府県・政令市、本社調査――バリアフリー義務化へ、整備状況に地域差(2002年3月4日)
■いつ? |
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1999年 |
■どこで? |
静岡県内 |
■誰が? |
静岡県 |
■何をした(する)? |
「ユニバーサルデザイン室」を設置し、UDを取り入れた環境づくりを始めた。 |
■なぜ? |
「全ての人にやさしい生活環境づくり」を目指すため。 |
■どのように? |
・サッカーワールドカップ(W杯)の会場となる小笠山総合運動公園と最寄の駅のJR駅を結ぶルートをスロープ化した。 ・急勾配では階段、傾斜式の動く歩道、車椅子でも利用できるモノレール型のゴンドラを設置し選択肢を広げた。 ・「これまでのバリアフリーはバリア(障害)を除くデザイン。今後は障害者、高齢者、子供、妊婦、外国人など全ての人に配慮し、最初からバリアをつくらない街づくりが必要。」と静岡県では考えている。 |
■参考資料 |
「都道府県・政令市、本社調査――バリアフリー義務化へ、整備状況に地域差」『日本経済新聞』2002年3月4日,朝刊,31面 |
楽々使えるペン色々――ぺんてる・太い移動グリップ、ゼブラ・遠赤外線を活用(2002年2月8日)
■いつ? |
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2002年2月末,3月末 |
■どこで? |
全国 |
■誰が? |
ぺんてる株式会社(東京都中央区)、ゼブラ株式会社(東京都新宿区)、株式会社サクラクレパス(大阪府大阪市) |
■何をした(する)? |
各社とも、UDの発想を取り入れた「長時間使っても疲れにくい」ことを強調した新型のペンを発売する。 |
■なぜ? |
万人に使いやすくし、需要を掘り起こすため。 |
■どのように? |
【ぺんてる株式会社】 ・2月末人間工学を基に考案したという「エルゴノミックス」を発売する。本体中央部に手の大きさに合わせて上下に18ミリ動かせる太いグリップをつけたのが特徴だという。 ・通常のペンは親指、人差し指、中指で支えるのに対し「エルゴノミックス」は太くした部分が親指と人差し指の間に収まり、4ヶ所目の支点ができる。このため、少ない力でもしっかり支えられ、手への負担を軽減するという。 ・油性ボールペン、水性ゲルインキボールペン、シャープペンシルの3種類、本体の色は黒、青、緑など6色。価格はいずれも500円。 【ゼブラ株式会社】 ・遠赤外線などを発する鉱物のトルマリンをグリップのゴムに配合した「サーモアルファ」を2002年2月8日に発売する。油性ボールペンとシャープペンシルがあり、価格はともに300円。初年度に合わせて300万本の販売を目標にする。 【株式会社サクラクレパス】 ・3月末に「太め」と「三角形」との組み合わせで持ちやすくした「ジーマックス」を発売する。 ・太さは最大1.5センチと従来の製品より4割はど大きく、手になじみやすい。形状は三角柱に近く、指の一本一本に当たる面が広くなり楽に支えられるという。 ・油性ボールペンとシャープペンシルを用意し、価格はともに300円。シャープペンシルには取り換え可能な長さ3.8センチの大型消しゴムもつけた。 |
■参考資料 |
「楽々使えるペン色々――ぺんてる・太い移動グリップ、ゼブラ・遠赤外線を活用」『日本経済新聞』2002年2月8日,朝刊,31面 |