ごぞんじ?ユニバーサルデザイン 年齢・障害関係なく快適に/富山 (2000年04月16日)

■いつ?
2000年6月初め
■どこで?
富山県高岡市
■誰が?
富山県の外郭団体、「富山県総合デザインセンター」
■何をした(する)?
国や県、市町村民間企業などの有識者を招いたシンポジウムを計画している。
■なぜ?
地元企業に対するUDの普及啓発のため。
■どのように?
・日本では、1999年3月に「ユニバーサルファッション協会」(事務局・東京)が発足し、機能や着心地、デザイン性などの基準を設け、2000年春から専用のマークを製品につけている。

・富山県は新年度予算にデザイン振興基金として約百万円を計上した。

・2000年3月には、富山県の繊維業者約百社が加盟する県繊維協会が、富山県高岡市内で「ユニバーサルファッションビジネスの可能性」をテーマに講演会を開いた。

・県総合デザインセンターの黒木靖夫所長はUDについて「行政だけが理解していても仕方がない。多くの人が興味を持ってくれることが大切だ」と、協力を呼びかけているが、大手アルミ製品メーカーやスポーツ用品販売メーカーなどの企業側の反応はいま一つである。

・その理由として、(UDについては)「対象範囲が広く、市場に売り出すのが難しい」や「採算の見通しが立たない」などがあげられた。

・約200人のデザイナーが加盟する社団法人富山県デザイン協会は「バリアフリーと違って定義が難しく、県内には手がけるデザイナーも少ない。(UDの)定着には時間がかかりそうだ」と話している。

・2000年4月16日の朝日新聞で、UDは「例えば、そでをゆったり取ったセーターや、はじめから車いすに座った姿勢でデザインされたズボンなどで、「すべての生活者に適合するデザイン」と定義される。衣服だけでなく、建物や小物など様々な分野に定着しつつある」と伝えられている。

国際デザイン、外国人が点検 浜松 /静岡(2000年03月29日)

■いつ?
2000年3月28日
■どこで?
静岡県浜松市内
■誰が?
静岡県
■何をした(する)?
「外国人によるユニバーサルデザインチェック」を実施した。
■なぜ?
すべての人が暮らしやすい「ユニバーサルデザイン」の街づくりに外国人の意見を取り入れるため。
■どのように?
・浜松市に住む外国人15人が、JR浜松駅やバスターミナルなどの案内表示が外国人にも分かりやすいかどうか、チェックした。

・JR浜松駅では、在来線の券売機の上にある路線図にローマ字がないことに不満が集中した。

・静岡県は寄せられた意見をまとめ、県施設の案内表示の改善に生かすほか、各自治体やJRなどにも意見を伝えることにしている。

ショッピング マリオン(2000年3月24日)

■いつ?
記載なし。
■どこで?
松屋銀座(東京)7階
■誰が?
株式会社松屋
■何をした(する)?
UDグッズをそろえた「ユニバーサルスクエア」をオープンした。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・「ユニバーサルスクエア」には握力の弱い人でも握れるペン「ハンディ・バーディ」(大1800円、小1200円)などの文具をはじめとして、車いすやステッキ、家庭用品、雑貨、衣料品、書籍など150品目がそろっている。

・店内にはインターネットでユニバーサル情報が検索できるパソコンも設置されている。

・デパートの営業時間など、詳細は松屋銀座(03・3567・1211)まで。

県人事(4月1日付)/静岡(2000年3月23日)

■いつ?
2000年4月1日から
■どこで?
静岡県
■誰が?
鈴木好晴氏(前任:企画部総合企画室専門監)
■何をした(する)?
企画部ユニバーサルデザイン室長に就任する。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
2000年3月23日の朝日新聞の記事で、4月1日付の静岡県の課長補佐級・室長の人事異動が伝えられた。

まちの活力回復を重視 太田房江知事所信表明/大阪(2000年3月8日)

■いつ?
2000年3月7日
■どこで?
三月定例府議会
■誰が?
太田房江前大阪府知事
■何をした(する)?
・初めての所信表明演説で、「府民にとってよりよい大阪を実現するために新たな取り組みを進めていかなければならない」と訴えた。

・太田前知事は演説で「ユニバーサルデザイン」という言葉を使用した。

■なぜ?
府政の再生、財政の再建のため。
■どのように?
・民間活動の活性化に意欲を示し、府政運営では「経営感覚の徹底」を政策として打ち出した。

・所信表明演説には「ユニバーサルデザインの発想」や「マンパワーの有効活用と意思決定のスピードアップ」などのカタカナ言葉を多く用いて、自身の意気込みを盛り込んだ。