講座・集い/愛知(2000年6月1日)

■いつ?
2000年6月2日 午後7時から8時半
■どこで?
愛知県岩倉市昭和2の岩倉市図書館
■誰が?
中部大学の磯部友彦氏
■何をした(する)?
「福祉のまちづくり バリアフリーからユニバーサルデザインへ」と題して講演を行った。
■なぜ?
中部大学市民講座が行われたため。
■どのように?
・入場は無料。

・問い合わせは岩倉市社会教育課(0587・66・2444)まで。

「ユニバーサルデザイン」掘り起こせ 日本、先取りの動き (2000年03月25日)

■いつ?
2000年3月22日
■どこで?
東京・銀座
■誰が?
松屋銀座
■何をした(する)?
「ユニバーサル・スクエア」を開いた。
■なぜ?
記載なし
■どのように?
・2000年3月25日の朝日新聞によると、約60平方メートルの広さの「ユニバーサル・スクエア」には、文具や衣料品など約150品目が並んでいる。

・商品説明は大きな字でされており、展示台やカウンターも車いすの高さに合わせてある。

・イトーヨーカ堂も文房具を中心にした専用コーナー「UDライフ」を全国18店に設けており、将来的に全店に広げる計画としている。

・2000年3月25日の朝日新聞の記事では、UDについて「年齢や性別、体格、障がいの有無などに関係なく、だれにとっても使いやすい配慮がされた製品や空間、サービス、社会の仕組みを目指す考え方。バリアフリーが「障がいがある人のために障がいを取り除く」考えなのに対し、UDは「みんなのため」の発想だ。「共用品」などとも呼ぶ。1970年代に米ノースカロライナ州立大の故ロナルド・メイス氏が提唱したとされる」と伝えている。

「ユニバーサルデザイン」掘り起こせ 日本、先取りの動き (2000年03月25日)

■いつ?
1998年
■どこで?
国際標準化機構(ISO、本部・ジュネーブ)の会合
■誰が?
通商産業省(現・経済産業省)
■何をした(する)?
高齢者や障がい者に配慮した規格の標準化を目指す話し合いを提案した。
■なぜ?
UDの思想を、日本が主導して国際標準にする事を目指すため。
■どのように?
・1999年11月の国際標準化機構の月報の表紙に「KYOYO-HIN」(漢字では「共用品」)の文字が躍り、シャンプー容器のギザギザといった「日本発」のUDの思想が3ページにわたって紹介された。

・国際標準化機構(ISO)の会合では、全会一致の賛成で日本が議長役になった。

・2000年の内に提言をまとめ、詳細なガイドラインの作成に入る。

・通商産業省(現・経済産業省)が2000年始めにメーカー一千社に行った調査によると、UDを知っている企業は57%あり、何らかの取り組みをしているのは、知っている企業のうち半数であった。

「ユニバーサルデザイン」掘り起こせ 日本、先取りの動き (2000年03月25日)

■いつ?
2000年4月
■どこで?
静岡県
■誰が?
静岡県
■何をした(する)?
県が使う封筒に目の不自由な人でも識別できる凹凸やギザギザを付けた。
■なぜ?
記載なし
■どのように?
・静岡県は1999年に、企画部に「ユニバーサルデザイン」室を設置し、財団法人「共用品推進機構」に自治体として唯一参加。封筒はその最初の試みであった。

・静岡県が考案した封筒は、上はのりしろ部分に切込みが入っているが、下は県のマークが浮き彫りになっており静岡県の文字も大きく、目の不自由な人に配慮している。

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・静岡県は2000年2月に、2000年から5年間で「UDを取り入れた県営住宅を整備する」「UD製品の規格やアイディアを募集し表彰する」などの行動計画をまとめた。

・2000年4月に、県などが主導して、浜松市に開校した静岡文化芸術大学はデザイン学部の研究テーマにユニバーサルデザインを掲げ共用品推進機構の鴨志田厚子理事長を生産造詣学科長に迎えた。

「ユニバーサルデザイン」掘り起こせ 日本、先取りの動き (2000年03月25日)

■いつ?
1999年4月から
■どこで?
静岡市内
■誰が?
千代田タクシー(静岡)
■何をした(する)?
後部から車いすのまま乗り降りできる福祉車両を使った「ユニバーサルキャブ」を運行している。
■なぜ?
福祉タクシーの役割はわかるが、障害者が乗る車と、区別や限定をしないサービスと考えたため。
■どのように?
・加藤高立社長は、「福祉タクシーではありません。健常者が一人でも乗れ、大家族の移動に使うことも歓迎です」と語り、幅広い顧客に対応できることを強調した。

・「ユニバーサルキャブ」は定員を多くしているため、料金は普通のタクシーよりやや高いが、時間制料金の福祉タクシーよりは安い。

・「ユニバーサルキャブ」は、フランチャイズ方式で、横浜市や長崎市など全国七市で2000年03月頃までに計十数台まで増えたが、この方式を束ね、タクシー会社社長らが出資してつくった「ユニネット」(東京)の岡秀明社長は、「駅の客待ちでほかのタクシーに邪魔者扱いされる例もある。料金も引き下げたいが、定員の関係で大型車扱いになる。まだまだ壁があり、手探りです」と話している。