■いつ? |
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2003年1月頃 |
■どこで? |
株式会社日立製作所システム開発研究所(プロジェクト発案) |
■誰が? |
株式会社日立製作所システム開発研究所,慶応大学,東京工科大学,東京大学,文部省メディア教育開発センター,株式会社ユーディット |
■何をした(する)? |
本格的な情報通信社会で想定されるプライバシー保護などの課題やその対策を研究するプロジェクトを発足し、2004年度に提言をまとめる。 |
■なぜ? |
日立は通信や超小型ICチップなどユビキタス社会の基盤技術を多数持っており、様々な企業、行政サービスへの応用が考えられているが、技術偏重の考え方では社会に受け入れられないと判断したから。 |
■どのように? |
・プロジェクト名は「横断的科学によるユビキタス情報社会の研究(通称やおよろずプロジェクト)」。いつでもどこでもネットワークを使って簡単に情報を得られるユビキタス時代に必要なルール、倫理などを検討する。 ・このプロジェクトは、文部科学省の科学技術復興を目的とした助成対象事業。 ・技術だけではなく法律、倫理、心理学などの専門家が分野の壁を超えて議論する。 ・ユビキタス社会では利便性が高まる半面、膨大な個人情報が流通し情報管理やプライバシー保護の法整備などが重要テーマになる。高齢者が抵抗なく利用できる機器や仕組みも不可欠。プロジェクトではこうした論点を整理し解決方法を考える。技術面でも機器同士をつなぐ仕様の標準化などを検討する。 ・日立製作所は2003年2月に公開討論の場を設け、議論を活発化していく考えである。 |
■参考資料 |
「ユビキタス社会、ルール・倫理探る――日立、慶応大などと研究会」『日本経済新聞』2003年1月13日,朝刊,11面 |
UD推進に関する発表・発言など
都道府県・政令市、本社調査――バリアフリー義務化へ、整備状況に地域差(2002年3月4日)
■いつ? |
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1999年 |
■どこで? |
静岡県内 |
■誰が? |
静岡県 |
■何をした(する)? |
「ユニバーサルデザイン室」を設置し、UDを取り入れた環境づくりを始めた。 |
■なぜ? |
「全ての人にやさしい生活環境づくり」を目指すため。 |
■どのように? |
・サッカーワールドカップ(W杯)の会場となる小笠山総合運動公園と最寄の駅のJR駅を結ぶルートをスロープ化した。 ・急勾配では階段、傾斜式の動く歩道、車椅子でも利用できるモノレール型のゴンドラを設置し選択肢を広げた。 ・「これまでのバリアフリーはバリア(障害)を除くデザイン。今後は障害者、高齢者、子供、妊婦、外国人など全ての人に配慮し、最初からバリアをつくらない街づくりが必要。」と静岡県では考えている。 |
■参考資料 |
「都道府県・政令市、本社調査――バリアフリー義務化へ、整備状況に地域差」『日本経済新聞』2002年3月4日,朝刊,31面 |
第4部担い手たち(8)熊本県知事潮谷義子氏(分権暮らしを変える)(2001年5月28日)
■いつ? |
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2001年5月頃 |
■どこで? |
熊本県 |
■誰が? |
潮谷義子前熊本県知事 |
■何をした(する)? |
UD推進に積極的に取り組む制度を目指す。 |
■なぜ? |
記載なし。 |
■どのように? |
・前熊本県知事・潮谷義子氏とNPO事業サポートセンターの常務理事・田中尚輝氏に官民が協同する条件を聞いた。 ・熊本県は21世紀最初の総合計画のタイトルを「パートナーシップ21」とした。県と県民、市町村、企業、大学などが能力、特質を出し、協力連携して地域づくりすることが重要だと考えている。 ・2001年4月1日付で「パートナーシップ企画室」を設置し、高齢者や障害者など誰でも使いやすいUDの推進や産官学連携による共同技術研究などに積極的に取り組む制度、手法を掘り下げ、政策までたどり着けばと考えている。 |
■参考資料 |
「第4部担い手たち(8)熊本県知事潮谷義子氏(分権暮らしを変える)」『日本経済新聞』2001年5月28日,朝刊,30面 |
衣料にもバリアフリー、関連2団体の仕掛け人たち――普及目指し基準作り。(2000年3月9日)
■いつ? |
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1999年3月 |
■どこで? |
東京・中央区 |
■誰が? |
今井啓子会長(資生堂ファッションディレクター) |
■何をした(する)? |
ユニバーサルファッション協会を発足させ、2000年1月にはデザイン、素材などユニバーサルファッション製品の基準を設けてマークを制定した。 |
■なぜ? |
高齢者、体の不自由な人、健常者の区別なく着られる衣料を開発するため。 |
■どのように? |
・2000年3月9日の日本経済新聞の記事によると、3月9日当時会員は高島屋、レナウンなど約40社とアパレル関係の個人会員120人だという。
・会長の今井啓子氏は、高島屋の商品企画担当者として海外の最先端のファッションに約20年携わった。約15年前に退職、米国に留学して健康学を専攻したのがきっかけで、年齢、体形、障害のために市販の服で満足しない消費者が多いことを実感したという。 ・「今のファッションは業界は若い人の衣服を作り出すことが優先で、中高年の服を作ることが劣勢という図式がある。年齢を重ねるとファッションの選択肢が少なくなることは、人権を認めてないことと同じ。」と今井氏は強調する。 |
特集――関西2010年タイムトリップ、提言の骨子(関西21C戦略)(2000年1月17日)
■いつ? |
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2000年1月頃 |
■どこで? |
関西 |
■誰が? |
関西21世紀戦略委員会 |
■何をした(する)? |
関西地域活性化にむけた提言を出した。その提言の中に、UDに関する記載があった。 |
■なぜ? |
日本再生に役立ち、地域活性化のモデルになるため。 |
■どのように? |
・提言の中に次のような記載があった。
・「千里ハッピーエルダー先端都市」として、2000年から、日本初の大規模団地、千里ニュータウン(大阪府吹田市、豊中市)を舞台に、エルダー層の活力と知恵を生かした次世代混住の21世紀型コミュニティーの先端的な実験を始める。 ・誰もがゆっくり、安心して回れるように配慮した周遊路「ユニバーサルデザイン街道」の整備を進める。 ・観光地や公園などのパブリックスペースにの整備には、みんなが安心して使えるように工夫したUDを取り入れ、施設間の連携を呼びかける。施設対応だけではなくボランティアガイドなど参加型のソフトを導入し、名所旧跡を含め、利用しやすさを大きく向上させるという。 |
■参考資料 |
「特集――関西2010年タイムトリップ、提言の骨子(関西21C戦略)」『日本経済新聞』2000年1月17日,朝刊,20面 |