■いつ? |
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2002年7月31日 午後1時~ |
■どこで? |
東京都生協連会館(東京都中野区) |
■誰が? |
中園秀喜さん(会社役員)、松森果林さん(フリーライター)、石田裕之さん(会社員)ら聴覚障害の人たち |
■何をした(する)? |
聴覚障害者にやさしい製品を考える勉強会を開いた。 |
■なぜ? |
家電製品における聴覚障害者向けのバリアフリー対応が遅れているという実態から。 |
■どのように? |
・勉強会には家電メーカーや経済産業省の担当者らも参加し、障害者や耳の遠くなったお年寄りらに使いやすい製品づくりを話し合う。 ・メーカーでつくる家電製品協会(東京)は「ユニバーサルデザイン配慮家電製品リスト」を毎年作成しているが、視覚障害者や身体障害者、高齢者に配慮した製品が大半であるという。 ・洗濯機や炊飯器では、作業の節目をチャイムや音で知らせてくれるタイプが多いが、聴覚障害者には聞こえない。掃除機はコンセントが外れても気づかない。ファックスを使う場合、「番号が変わりました」「この番号は使われていません」といったNTTの音声案内がそのまま流れるだけでは、何で送信できないのかがわからない。 ・勉強会では、聴覚障害者から集めた不便さの実例も紹介し、「光や振動で合図して」「音声ガイドをディスプレイ表示に」などの改善策を提案する。経済産業省や家電製品協会の担当者が講演を行う。 ・障害者向けの機器開発の委託や助成を行っている経産省の医療・福祉機器産業室は「これまでの障害者から直接話を聞く機会が少なく、ニーズを必ずしも把握せず先入観で開発している部分があった。話を聞いて勉強したい。」と話している。 |
■参考資料 |
「聴覚障害者に使える家電を――音の案内、光や振動にかえて…、メーカー交えて勉強会」『日本経済新聞』2002年7月14日,朝刊,39面 |