■いつ? |
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2003年11月頃 |
■どこで? |
記載なし。 |
■誰が? |
文具、ベッドなど様々な業種の十一社 |
■何をした(する)? |
異業種交流グループ「アダプティックデザインユニオン」を立ち上げた。 |
■なぜ? |
製品開発や販路拡大に知恵を出し合い、共通ブランドでの相乗効果を狙うため。 |
■どのように? |
・ユニバーサルデザイン商品のブランド作りに取り組んでいる。ブランド名は「アダプティック」。その第一号として腕時計がこのほど発売。はさみやかばんなども近く市場にお目見えする予定だ。
・参加しているのは、文具メーカーのコクヨ、シチズン時計の子会社のシチズンCBM、パラマウントベッドなどの大手企業や、岐阜県関市の刃物メーカー「長谷川刃物」といった地域の企業など。 ・ユニバーサルデザイン製品の商品開発や企業向けコンサルティングを行う「トライポッド・デザイン」(本社・東京)の呼びかけに応じ、2003年3月に設立。 ・誰にとっても使いやすい商品を作ることは、今やどの企業にとっても重要課題。ユニオンでは、発想や技術を持ち寄ることで相乗効果を生み出し、使いやすさを向上させることを目指している。ブランド名の「アダプティック」は、使い手が誰であっても「アダプト(適応)」できるようにという願いを込めた。 ・統一ブランド第一号のシチズンCBMの腕時計は、読み取りやすい数字を使った文字盤、指一本でも脱着可能なベルトなどが特徴。このほか、握らなくても使えるはさみ(長谷川刃物製、年内発売)、つまみやすいファスナーやずり落ちにくい肩ベルトを付けたかばん(エース製、来春発売)など、障害の有無にかかわらず誰でも使いやすいように、様々な工夫を凝らしている。 ・他企業から問い合わせも多く、参加企業を増やす方針。旗振り役を務めるトライポッド・デザインの中川聰社長は「ただ共通ブランドの商品を売るというのではなく、使い手と対話をしながら、商品開発の過程でユニバーサルデザインの考えを生かすことを大事にしていきたい」と語っている。 |