■いつ? |
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2003年12月頃 |
■どこで? |
熊本県熊本市 |
■誰が? |
株式会社エブリワン |
■何をした(する)? |
熊本市内に「タブリエ」の1号店を出す。将来は九州各県に店舗を展開する予定。 |
■なぜ? |
「ユニバーサルデザインのコンビニ」として、お年寄りなど新しい客層の取り込みを狙う。 |
■どのように? |
・障害者でも買い物しやすくした新業態のコンビニ「タブリエ」の運営に乗り出す。フランス語で母親のぬくもりを意味する。
・パート従業員は障害者も雇用する。 ・市内の障害者支援団体の意見を取り入れ、フロアは一般的なコンビニの5倍にあたる660平方メートルを確保。車イスが楽に通れるように通路やレジの幅を広くした。 ・当初は点字の案内板を配置する予定だったが、障害者側から「店員に頼めば済む」と指摘されたため、店員教育に力を置くことにしたという。店員が自然に手助けするような「接客力」を目玉にしたい考え。 ・敷地内には、売り場面積(70平方メートル)が日本一になるという授産施設の販売所や、障害者向けのパソコン教室も併設される。 ・同社は「健常者や地域住民との交流拠点になれば」と期待をかける。 ・エブリワンは94年、旧寿屋系列のコンビニとして創業。店内でパンや弁当をつくり、業界で初めて離島の鹿児島県名瀬市に出店するなど、特徴を出して後発のハンディを補ってきた。店舗数は160で九州5位。 ・冨田晋社長は「大手に対抗するには、徹底的に地域に根ざした店作りで差をつけることが必要。将来はお客さんを名前で呼べるようになるほど、親しみのある店にしたい」と話している。 |