みなさまこんにちは。
ご覧いただきましてありがとうございます。
今日は、1998年9・10月の朝日新聞に掲載されていた2記事と、2001年9月、2003年10・11月に日本経済新聞に掲載された2記事、2004年3月・4月に読売新聞に掲載されたUDに関する7記事の合計11記事のまとめを作成しました。
そのなかには、自治体の取り組みや、青森市におけるUDタクシーの導入事例(2004年)、パッケージ開発におけるUDに関する記事などが見られました。
2004年4月の読売新聞の記事で、食品の包装にUDの視点を取り入れた開発が行われているという記事を目にしたのですが、思い返してみると、食品のパッケージは結構あける時に力が必要な商品が多いな、ということを普段の生活のなかで私は感じています。
しかし、あけやすい素材にする場合にも安全性や中身の漏れ、酸化などを考えると、あまり密閉性のない素材は使えなかったり、現在の技術ではこれ以上は接着剤を少なくすることができなかったりと、とても難しい分野であると思います。
この記事を読んで目に留まった部分は、2004年当時、実際に開発に携わっていた方のお話のなかで、「企業側は包装に工夫をし始めている。消費者にももっと関心を持ってもらいたい。身近な商品に目を向け、不便なところを企業に伝えていけば、もっと包装は変わると思います」という言葉がありました。開発側からは気付きにくい、消費者が訴えることによって生まれる新たな視点が、製品・素材の改良に役に立つということですね。
なかなか直接に伝える機会はないかもしれませんが、今はインターネットなどの情報網も発達しています。そういったコミュニケーションツールを利用して、製品に関して情報交換・意見交換できる場所があればいいのかな、と私は考えています。
さて、今日は食に関する事柄でもうひとつ紹介したいと思います。
ひとりごと第10回目で紹介した、高齢者や障がい者にも使いやすいUD製品の調理器具を集めて紹介したガイドブックの現物を入手しまして、実際に内容を拝見させていただきました。
本は全ページに文字の上から点字の加工が施されており、文字は大きな読みやすい活字で書かれておりました。高齢者や視覚障害のある方にも読みやすいように工夫されています。
内容は、レンジやコンロなどの加熱調理器具、タイマーやはかりなどの調理用品・調理補助用品、食器・食卓用品、UDの容器包装の4つの分野に分けて紹介されていました。
各調理器具の使い方や、「握力のない人」「音声を聞き取ることが難しい人」など障がい別に製品選びのポイントなどが書かれており、製品を選ぶ際の目安を決めるのにはすごく役に立ちそうだな、と私は感じました。そこに掲載されている製品ではなくてもお店に行くと、掲載されている製品に似ている製品も数多くあると思うので、そういった製品を探す基準もできると思います。
実際目にした事のない製品もあり、私自身、使ってみたら便利そうだなとか、買ってみようかなと思うものも結構ありましたよ。
今回実際に入手したカタログは最新版ではないそうですが、最新版が発行されたらまた改めて見てみたいと思います。
それでは、また次回。